「美容室 経営」求人採用競争に勝つ
まいど
こいけでございます🤙
独立してすぐにクリアになければならない最初のハードルは、「売上をあげること」ですが、そこをクリアした経営者が次に悩むのが「求人採用活動」だと思います
連れてきたスタッフ以外の「美容師を採用する」
当たり前ですが、美容室というものは、美容師がいなければ成り立ちません
逆に言えば、多くの美容師が集まっている美容室は、それだけ成功しているとも言えるでしょう
美容師が採用しにくい理由
そもそも、何故「美容師を採用するのが大変」なのでしょう?
それは、単純に「就職先を探している美容師」に対して、「求人をしているサロンが多すぎる」からです
美容師側から見たら「売り手市場」の状態ですから、就職する側と求人のする側のパワーバランスは、美容師>サロン となります
美容師は、数多くの就職先候補の中から「選べる立場にある」というわけですよね
このことからも、美容師を採用したいのであれば、まずは「美容師に選ばれるサロンになる」必要があることがわかると思います
どんな人材が欲しいのか?
いくら売り手市場だからといって、サロン側としても「誰でもいい」というわけではありませんよね
年齢やキャリア等の条件はあると思います
ターゲティングですから、条件を絞りすぎれば対象者は減ってしまいます
サロン側からすれば、出来れば「採用してすぐに即戦力になりうる人材」が欲しいとは思いますが、競争率は高くなります
①経験のあるスタイリスト>②Jrスタイリスト>③経験のあるアシスタント>④シャンプーだけできるアシスタント>⑤新卒生>⑥通信生
といった採用優先順のサロンが多いと思うので、人気のランクに選ばれる為の難易度は高くなります
希望はありつつも、可能な限り幅を広げて採用活動をする必要があると思います
選ばれないサロンの特徴
「どうやったら美容師に選ばれるのか?」を考えるよりも、「どういうサロンが選ばれないのか?」を考えて、そこから遠ざかる努力をした方が効果的だったりします
[選ばれないサロンの特徴]
- 休みが少ない(不透明)
- 給与が安く、福利厚生も悪い
- 拘束時間が長い
- 人間関係が悪い
- 学びたい事が学べない
- 店がダサい
- 場所が悪い
- 将来性を感じない
自分が職探しする立場になって考えるとわかりやすいのですが、サロン探しの第一歩は、「まずは条件面」である事が多いと思います
上記のサロンの条件から遠ざかれば遠ざかるほど、「美容師を採用しやすいサロン」に近づいていきます
[選ばれやすいサロンの特徴]
- 休みが多い(取りやすい)
- 給与が高く、福利厚生も良い
- 拘束時間が短い
- 人間関係が良い
- 学びたい事が学べる環境
- 店がおしゃれ
- 場所が良い
- 将来性を感じる
当たり前の事なんですけど、改めて考えてみるとわかりやすいと思います
ここを改善しないまま求人活動を続けていると、「求人活動費が無駄」になります
反応が期待できないものにお金をずっと払い続けられるほど美容室の経営は利益が出ませんので、求人活動を継続できないサロン(求人しないサロン)が多くなります
この辺は、最近の求人会社が「成果報酬型」になってきている事に関係があると思っています
選ばれないサロンの特徴を見て、選ばれるサロンになるためにどうすればいいのか?を考えると、求人活動費を捻出する前に、「まずは内部でやることがありますね?」という事実が見えてきます
美容師を採用する為には
独立する前の人なら、「採用しやすい環境を考えて出店すること」が可能ですが、すでに出店済みのサロンはそうはいきませんよね
移転や改装をする余裕があれば選択肢も広がりますが、そうでなければ今ある場所、サロンで戦っていかなければなりません
考え方を変える
人を採用できた→新規を集客する→売上があがる→お金に余裕ができる→スタッフの労働環境をよくしてあげる→採用しやすくなる
こんなふうに考えていると、「美容師に選ばれる可能性は低く」なります
理想としては、
最初からある程度良い労働環境で求人する→とりあえず人は取れる→目標売上を設定する→スタッフも頑張って売上があがる→お金に余裕ができる→頑張ったから更に条件が良くなるという成功体験をスタッフにさせる→少しずつ良い人材が採用しやすくなる
こういう形です
違いがわかりますでしょうか?
「売上が上がって余裕が出たから環境を良くしよう」ではなく、「最初から良い環境を与えた上で求人する」のです
先に与える事のできない経営者の元に、人は集まりにくい時代ってことですね。。😅
環境を与える為に必要なもの
売上が上がる前に、ある程度良い労働環境を整備する為には「お金」が必要です
採用→売上アップ までにはタイムラグが存在しますから、そこまでの資金が必要になってきます
言葉は悪いかもしれませんが、「金を使って人を採る」という意識を持つこと
そのためにも、「運転資金を厚く借りておく」必要があります
要するに「借りたお金を減らしながらでも、スタッフの給与を支払える覚悟のある人」しか、他人を雇うのは難しいという事です
そして、お金が尽きないように上手くやりくりできる人が「経営者」になっていくのかもしれませんね
立地が重要
「どんな場所にサロンを構えるか?」というのは、「どんな川や場所で魚釣りをするか?」に似ています
求人活動に関して言えば、美容師の数が圧倒的に多いのは東京ですので、東京が1番良い川(魚が釣りやすい)ことになります
また、東京の中でも美容師が集まりやすいエリアがありますので、東京の中で、さらに美容師人気があるエリアに店を構えるのが、良い釣り場(場所)となります
「労働環境面は地域最高峰なのに求人がかからない」という方は、川や釣り場にハンデを抱えている可能性が高いです
できれば、開業する都道府県や市町村、場所に関しても独立前にしっかりとリサーチをして、そこに投資する(出店する)のが望ましいです
求人会社に「最近の美容師求人動向」を聞くと、「どこらへんの場所が好調なのか」教えてくれたりします
また、求人活動と家賃は相関関係にあります
- 家賃が安い=求人が取りにくい=求人費が高くつく(給与などの条件面含め)
- 家賃が高い=求人は取りやすい=求人費は安くなる
こういった傾向になりやすいと思います
まとめ
スタッフが働きやすい環境を創る為に、お金を先行投資できる人が経営者に向いている人なのだと思います
こういってしまうと「経営者になるメリットがないじゃん!」て思われてしまうかもしれませんが、ある程度スタッフが増えてきて(12〜15人くらい)、そのスタッフの多くが満足して働ける環境になった頃に、経営者にもお金の面で旨味が出てくるので大丈夫です
実際は、スタッフをその人数まで増やす事が大変なのですが、増やすことのできない人の多くは、
①環境を先に与えていない
②必ず起こる「人間関係の問題」で疲れて途中で諦めてしまう
この2パターンがほとんどです(特に②)
諦めずにスタッフの声に耳を傾け、正しい方向に改善する努力ができる経営者は、美容師としての能力に関係なく組織を大きくできます
逆に、今回の話を聞いて「それはちょっとダルいかな。。。」と思ってしまった方は、「一人」か「価値観の同じ美容師同士」で美容室を運営した方が幸せかもしれません
「求人競争に勝つ」
いかがでしたでしょうか?
実際に勝つ為には、採用した後にも多くの問題をクリアしていかなければならないことがわかると思います
僕も日々数多くの問題を抱えながら、試行錯誤している毎日です
一緒に乗り越えていきましょうね💪
ではでは、
今日はこの辺で。
読んでくれてありがとうございます
関連記事