美容師が将来の為に「知っておいた方がいい⑩の数字」とは?
まいど
こいけでございます🤙
「自分は頑張っているのに正しく評価されていない」
そう思っている方はいらっしゃいませんか?
それ、もしかしたら「努力の方向性がズレている」のかも知れません。。。
そんな方は、このブログを読んで、少しだけでも数字に興味を持ってくれたら嬉しいです
そうすれば、今までと同じように頑張っているだけで「急に評価される」ようになったりします😌
美容師を志して美容学校を卒業した多くは、スタイリストになる前に脱落していきます
「スタイリストになる」ということ自体で「すでに頑張っている」といえるでしょう
かといって、「スタイリスト=ゴール」ではありません。。
スタイリストデビューしてから正しい方向に進んでこそ、お給料アップや、働き方、将来の選択肢が増えてくるのです
そこで今日は「美容師が将来を勝ち取るために知っておくべき⑩の数字」について書いていきたいと思います
ではでは、
まいります
美容師が知っておくべき⑩の数字
スタイリストとして毎日出勤して働いているだけで十分頑張っています
その事に対して、おそらく経営者は感謝しています
ただし、評価として美容師に還元するとなると、「サロンが儲かっている必要」があります
その為には各スタイリストが、以下のような数字を意識してサロンワークに臨む必要が出てくるんですね☝
①技術売上
技術売上とは、カットやカラーなど、メニューに対して支払われるお金の事です
この技術売上が美容室を支える柱となります
スタイリストの技術売上は「税抜で見る」ようにしましょう
なぜならば、消費税はお客様からの預かり金ですので「会社が国に納税する必要」があります
技術売上の中でも、「消費税はお給料に反映されないお金」という事ですね
②店販売上
店販売上(商品売上)とは、シャンプーやスタイリング剤などの商品を販売した事による売上の事です
サロンが仕入れた値段と販売した価格の差が利益となります
こちらも税抜価格でみる必要があります
スタイリストの店販売上の目標としては、技術売上の10%です
③材料費
材料費とはカラー材やパーマ材など、美容室を運営していくのに必要な薬剤や業務用商品に使用したお金のことです
多くの美容室では技術売上の10%以内が基準となっています
材料費が低ければ低いほど儲かるということになりますので、サロン全体が薬剤の使用量を適正にする努力をしている事が大切です
昔からカルテに、「リタッチ1剤40g」みたいな事を記録していましたよね
あれの目的は材料費の無駄を減らす事です
④客単価
客単価とは、お客様あたりの技術平均売上の事を言います
月間の技術売上100万円、客数200人ならば、客単価は5,000円ということになります
客単価が安い=客数が多い、客単価が高い=客数が少ない となり、どちらも一長一短があります
例えば、スタイリストになりたてで経験をたくさん積みたい方は、客単価が安いサロンのが入客の機会は多いです
ただし、時間に追われて仕事をする事になるので、適正な経験になるかどうかはなんとも言えないところです
逆に高単価のサロンの場合入客チャンスが少なくなりがちでので、数の経験は積みにくくなります
その分、1人のお客様に時間をかけてクオリティにこだわって施術できるという経験値は上がります
単純に「売上」という部分を見れば、客単価が高い方が効率よくあげれますので「儲かりやすい」と言えるでしょう
⑤生産性
生産性とは、「スタッフあたりの技術売上」の事です
この数字が高いほど「スタッフが結果を出しているサロン」という事が言えますし、儲かりますのでとても重要な数字です
美容師さんは必ず意識していきましょう!
生産性は、技術売上をスタッフ数で割ると出てきますので、少ない人数で売り上げた方が生産性は高くなります
例えば、AさんとBさんという2人のスタイリストがいたとします
技術売上は同じ100万円です
Aさんはアシスタントを使って2人で100万円を上げていますので、1人あたりの生産性は50万円となります
Bさんは1人で上げているので、1人あたりの生産性は100万円となります
この生産性が、「税抜で50万円を割ってるとサロンの儲けは出ていない」と考えていいです
大体60万円を越してくる辺りから儲けが出てきますが、税金やら未来への投資やらと「経営側の経費バランス」を考えると、税抜で75万円くらい上げれているのが理想ですね
個人レベルでクリアしていても、サロン全体としてクリアしていないと給与アップは通りにくいです
あまりにも長い期間、自分だけが生産性の基準をクリアしているのにも関わらず全体の生産性が改善されていないようなら、経営者に労働条件の改善を求めてもいいと思います
それか、そのサロンからのステップアップを考えてもいい時期かも知れませんね
⑥指名数
指名には「積極指名」と「消極指名」がありますので、指名数で美容師を評価することはできません
デビューしたタイミングで、指名を持っている先輩スタイリストが退社した場合、苦労せず「引き継ぎ指名」がついてしまうこともありますしね
積極指名とは、「指名料をを支払ってでも、その人に担当してほしい」といった指名のことです
「指名料をいただけるスタイリストが指名が多い=給与面で評価されて然るべき」だと思いますので、まずは積極指名を取れるスタイリストを目指す事が大切です😌
⑦来店周期
お客様の来店周期はとても大切です
売上があがらないと、新規を集め入客を増やす方向に意識が行きますが、「来店周期を早める事で広告費を使わずに売上アップ」が望めます
例えば、「3ヶ月周期のお客様」の来店周期が、「メニューが同じまま45日周期」に短縮されれば、売上は倍になります
セットメニューのお客様に「次回は45日後までにきてくださいね」という言葉をお客様にかけ続ければ来店周期は早くなりますので、売上はあがります(良いかどうかは別として)
「新規に入客できないから売上をあげる事ができない」と考えているスタイリストと、来店周期を早めて売上を上げるスタイリスト
どちらが結果を出すかを考えたら、わかりやすいですよね
これは、経営者になってからも重要な思考になります
⑧新規再来率
新規を集客するためにサロンは広告費を支払っています
例えば、1人集客するのに3,000円の広告コストがかかっていたお客様が新規再来すると、合計で2回来店している事になりますので、「最初にかかった広告費が半分になった」と考える事もできます
新規集客は、投資したお金を回収する作業ですので、「新規再来率が高いスタイリストほど広告費の回収に貢献している」という事になります
新規再来率の目標値としては50%以上
まずは、自分の新規再来率を把握して少しづつ打率を高める努力をしていくことが大切です
手っ取り早いのは新規再来率の高いスタイリストが何をしているのか?何を大切に入客しているのかを探る事です
もし、再来率の高い先輩からアドバイスがもらえるなら、そのサロンは成長するのに最高の環境ですね!
⑨再来率
サロンによって基準はまちまちですですが、うちのサロンの場合、3〜5回目までの再来店を「再来率」と考えています
新規再来率のみなら、次回への期待値を持たせることで上げやすいですが、回数を重ねての再来は美容師としての総合力が求められます
「再来率を分析すると先輩に比べ数字が低い」なんて方は、美容師としての「引き出しを増やすべき時期」です
再来率を改善するという明確な目標を持って、モデルレッスンなどに取り組み、積極的に先輩のアドバイスをもらいましょう
再来率の目標は80%以上です
⑩常連再来率
最後は常連再来率です
「2割の常連客が8割の売上を作っている」というくらい大切な数字です
サロンがお金をかけて集客し、新規再来→3〜5回目の来店と順調にクリアしてきたら、6回目以降からようやく「常連客」と言っていい段階に入っていきます
「サロンにとって最重要顧客」ですので、毎回緊張感を持って入客して行ってくださいね
お客様ともだんだん仲良くなっていきますが、「美容師側が来店してくださる事に慣れてしまいお客様に甘えてしまうのは1番ダメ」です
まさに「親しき中にも礼儀あり」です
振り出しに戻ってしまわないよう、全力を尽くしましょう
常連再来率の目標は90%以上です
まとめ
「美容師の将来のために知っておくべき⑩の数字」いかがだったでしょうか?
何も知らないまま自分なりに努力するよりも、「サロンにとって何が大切なのか?」を把握して努力した方が、見返りは大きくなります
将来的に店舗責任者になったり、サロン経営者を目指すならば「必須の知識」と言えると思います
多くの美容学校卒業生が脱落していく中、残っている美容師さんはみんな頑張っています
それが具体的に「給与アップ」や「労働環境改善」につながっていくことが、多くの経営者が望んでいる事だと思います
それを実現するためには、「美容師1人1人が数字の意識を持って営業していくことが大切」だと考えていますので、少しでも多くの美容師さんの目に、この記事が触れる事を願っています
ではでは、
今日はこの辺で🤙
読んでくれてありがとうございます