美容室経営の肝は「聞こえない声」を拾うこと。声のデカさに騙されるな。
まいど✋
こいけでございます
本当のファンは黙って来店し、「絶対行きます!」と鼻息荒めでいってくれるファンは意外と来店しない
美容室を独立する際に、多くの美容師が経験する事ですね😌
「このお客様がわざわざ来てくださるとは思わなかった。。」
こういった経験をされた方も多いと思います
そこで今日は、なぜ「聞こえない声」を拾う事が美容室経営にとって重要なのか?について書いて行きたいと思います
ではでは
まいります
絶対とは?
「美容室をオープンしたら絶対に行きますから連絡くださいね!」と言って下さっていたお客様にウッキウキで連絡したら全然音沙汰がない。。
あると思います!
僕自信も経験した、「美容室独立のあるある」なわけですが、なぜこのお客様は来なかったのでしょうか?
もしかして病気になった?
まさか交通事故?
その可能性もありますが確率的には低いですよね
あの時聞いた、絶対という言葉は何だったんでしょうか。。😖
スタッフの「一生ついていきます」と似ている
今まで経営して来た中で多くの人を雇用する機会に恵まれましたが、その中で入社して1年弱しか経っていないにも関わらず「一生ついていきます!」と言ってきたスタッフが数名いました
そして、その子たちは普通に辞めていきました
一生ついていくとは何だったんでしょう。。
「絶対」と「一生」
なんか似ている気がします
言葉の重みに違いがあるだけ
友達と話の流れでする「おれ一生○○しない!」という軽いノリで、「一生ついていきます!」と言ってしまっているだけなんですよね
おそらく、言っている本人にも悪気はなく「コミニケーションを円滑に進めるためのテクニック」として使っているのでしょう
一方で、他人との会話の中で「絶対」とか「一生」というワードを気軽に使わないように気をつけている方の方も多いかと思います
何故ならば言った手前、「責任が発生してしまう」と無意識に思っているからです
「言葉ではなく、行動や結果で示そう」
そう考えている方にとって、「絶対」や「一生」が持つ言葉の意味は、とても重いのです
[言われた側の心境]
絶対行きます!→来てくれる→嬉しい
来てくれるかどうかはわからない→来てくれる→嬉しい
絶対行きます!→来てくれない→何なの
一生ついて行きます!→ついて来てくれる→信頼
ついてくるかどうかはわからない→ついて来てくれる→信頼
一生ついて行きます!→辞める→学び
経営者にとって怖いのは、黙ってる人を失うこと
サロンのいずれかの商品やサービスを気に入ってくれて継続的に来店してくれている「沈黙客」が去ってしまうのが、経営者として1番避けたい事態です
気づいた時には既に失客していて、取り戻す事は不可能です。。。
定期的に来店してくださってサロンを維持するのに不可欠な沈黙のお客様
その方たちが本当に望んでいる事は何でしょうか?
いつも変わらない技術?
悩みを把握した上で提案してくれること?
季節や流行に合わせた似合わせ?
ここの需要をなるべく正確に把握し、クオリティを維持し続けることが長期繁栄サロンを作る上で大変重要です
お客様にアンケートを取る際にも、上記のような前提条件に立った上で結果を分析するのがおすすめです
一部の声の大きいお客様の声だけが耳に入りやすいので、その流れで新規メニューを導入してしまうとサロンの売りを見失い、余分な在庫を抱えてしまうきっかけになりかねません
使い切っていない材料が多く、頻繁にディーラーさんに返品交換をお願いしているサロンさんはその傾向が強いので注意が必要です
絶対や一生に惑わされない経営判断を
「絶対に行きます!」
「一生ついて行きます!」
僕がこれらの声に惑わされていたら、おそらく店舗展開はできなかったんじゃないかと思っています
大多数の日本人は沈黙客です
対立や摩擦が起こるくらいなら「あ、ダメだな」と見切りをつけ、無言でその場を去って行きます
そして、一部の熱狂的ファンに見える声の大きい人たちも、「あの言葉は何だったんだ?」と思ってしまうくらいあっさり去って行きます
本当に大切なスタッフとは、言葉に重みがあり様々な悩みや不満を抱えつつも前を向いて地道に頑張ってくれている人です
そんなスタッフが「まだ働いていたい」と思えるようなサロン作りが1番大切で、手に入りにくいものなのだと思います
声の大きい人に振り回されるな
そして、沈黙のファンを逃すな
美容室を経営していく上で、とても大切なことだと思います
ではでは、
今日はこの辺で。
読んでくれてありがとうございます🤙