「美容師 独立」美容師の全盛期は何歳まで?

2022-08-09

まいど

こいけでございます🤙

 

プロのサッカー選手の全盛期って何歳から何歳くらいまでですかね?

 

早熟型や晩成型など個人差はあると思いますが、大体26~30歳くらいが多いのでしょうか?

そこから40過ぎまでトップの世界で活躍する人もいるから驚きですよね

 

では、「美容師の全盛期」って何歳くらいだと思いますか?

 

プロとしてベストを尽くそうすればするほど、強く光を放つ「全盛期」と言われる期間が生まれてくるのだと思います

 

今日は、その辺について掘り下げていきたいと思います

 

ではでは、

 

まいります

 

美容師の「全盛期アンケート」

先日、社内の20代半ばまでの若手美容師向けの勉強会を開催し、「美容師の全盛期はいつだと思う?」というアンケートを取ったところ、「28〜35歳という結果になりました🤔

 

そのアンケートを取る場所に「35歳オーバーの美容師の先輩が複数人いた」のにも関わらず、そういった結果になったので「忖度なし」で答えてくれたのだと思います

 

この結果自体は、大した人数にアンケートをとれたわけではないので正確とは言えないのですが、「個人的には納得できる結果」といえるものでした

 

美容師を志した時の気持ちを持ち続ける難しさ

その勉強会の中で、「なんで美容師になったの?」という入社面談みたいな質問をしてみたところ、多くの人が「学生時代の経験」を挙げてくれました

簡単にいってしまうと、「進路に悩んでいたところ「担当してくれている美容師さんがカットで気持ちまで明るくしてくれた」「そんな笑顔や元気を与えられる美容師に自分もなりたいと思った」みたいな理由です

 

根本的には「誰かを喜ばせたい」「気持ちを明るくさせてあげたい」などの奉仕の心なのかな?と感じました

この気持ちを持ち続けることが、「長く支持される美容師になるために必要な事」なのだと思います

 

10年で90%が離職するという事実

そんな気持ちで美容室に就職してきた子たちのおよそ10人に1人が、30歳を迎える前に別業種に転職してしまいます。。。😥

 

続けてさえいれば「良い美容師さん」になったであろう子達の大部分は転職していきます。。

 

どんなに才能があっても継続することができなければ、「プロの美容師」になるのは難しいということがわかりますね

 

20代の美容師さんは社内価値を高めることに尽力しがち

就職したサロン内で「評価されるための数字」ってありますよね

指名数だったり、指名売上だったり、店販売上だったり。

 

それを達成するために取り組むことは美容師としてとても大切ですが、それだけに夢中になりすぎると「それが美容師としての目的」になってしまいがちになるので注意が必要です

 

社内価値と市場価値は違う

社内で評価される数字を出せば、「社外でも同じように結果が残せるか」というと、そんなことはありません

 

例えば、指名売上が高いスタイリストは社内評価が高くなると思いますが、指名売上には消極的指名と積極的指名があります

消極的指名とは、指名料金などが発生しない為とりあえず指名してくれている状態の事で、積極的指名とは「指名料金を支払ってでもその人に担当して欲しい」という本当の指名の事です

 

指名売上を伸ばしたいタイミングで、先輩が退職し引き継ぎ指名が発生した場合などは、通常より指名売上が伸びやすい状態になります

自分の実力で掴み取った指名売上ならば社外に出た際にも通じますが、サロン環境によってたまたま出してしまった指名売上だった場合は「環境を変えた途端数字が伸び悩む」といった事態に陥るので注意が必要です

 

大切なことは社内価値を高める事ではなく、「美容師としての実力を高めていく為には、自分はどの数字を伸ばす必要があるのか?」を自分考え、改善していくこと(練習等)なのだと思います

 

全盛期を過ぎてからの人生のが長い

仮に28~35歳で全盛期を迎えたとしても、その後いきなり美容師としての力がなくなるわけではありませんよね

40代になって20歳前後の異性のお客様の感覚に共感する事が難しくなってきても、同世代のお客様の変化を感じ取り、提案していくことにはむしろ優位性があります

歳を重ねるごとに求められていく事が変化している事を理解し、正しくポジショニングとターゲティンングのバランスをとる必要がありそうです

 

2021年の平均寿命は、男性で81.4歳 女性で87.5歳だそうです

美容師としての全盛期を過ぎてから、35〜40年近く人生が残っていることになりますね😌

 

目的地を「美容師の全盛期」にしない

全盛期が過ぎてからの人生の方が長いので、美容師としての目的地は全盛期以降に設定することが望ましいです

仮に「お客様に喜んでもらう美容師になること」を目的として、なおかつ飽きずに続けていけるのならば、「美容師は天職」と言えるでしょう

 

そうではなく、今の時点で「一生現場でやっていくのはキツイかもな。。」と1ミリでも思っている方は、「最終的に美容師としてどうなりたいのか?」をもう一度再定義したほうがいいと思います

 

なぜ美容師になろうと思ったのか

何歳まで現場で美容師を続けられるのか?

最終的にどんな形が理想なのか?

 

美容師としての全盛期を迎える前にそこが明確になれば、「最終目的地に向かうために、美容師としての全盛期を使うことが出来る」ので、非常に効率的です

 

まとめ

美容師を目指したときの目的地は、美容師の全盛期に設定されていることが多いですが、全盛期を過ぎてからの時間のが圧倒的に長いです

 

美容師になって早い時期に長期的な目的地を設定したほうが、美容師としての全盛期(結果が残しやすい時期)を自分の目標達成のために使えるので満足した人生を送れる可能性が高まります

 

目の前の目標値に追われている美容師さんは、それらの数値目標をクリアすることに全力を尽くしつつも、中長期的な目標を設定し、「自分の人生を生きて」いってくださいね

 

それが実現出来るのが「美容師という仕事の良いところ」なのですから😌

 

 

ではでは、

 

今日はこの辺で。

 

 

読んでくれてありがとうございます🤙