「美容師 独立」美容室オープン後の集客について

2023-07-12

まいど

こいけでございます😃

独立したら「新規集客しなければやっていけない」という事は、「ほぼ全ての方」が思っている事なんですよね

でも、「その為に、どのくらい広告費をかければいいのか?」という事に関して深く考えている方は、ほぼいません。。

ほんとんどの方が「効果的な新規集客方法を知りたい」けど、「やるかやらないかは聞いてから判断する」というスタンスです

「それ、間違えてますからね!」

って話を今日はしていきたいと思います

 

ではでは、

 

まいります

 

美容室を出店する際の広告費の考え方

「新規集客をしないと売上が上がらないから広告費をかける」

皆さんは、この考え方は正しいと思いますか?

それとも間違っていると思いますか?

 

「新規集客をしないと売上が上がらない」って部分は、どう考えても正しいですよね

でも、「新規集客をしないと」というワードに、とても「ざっくり感」を感じたりはしないでしょうか?

例えば、「価格を安くした方が新規は来やすくなります」と言われたらどうですか?

「いやいやいや…」となりますよね🤔

そうなんです

新規を集客することが目的ではなく、「どのくらいの単価の方に、月に何人きてもらいたいのか?」を考える事が、「経営の入り口」なのです

 

月に何人の新規に来て欲しいのか?

独立して、「月に何人新規を集客しなければならないのか?」は、人によって違います

①来てくれそうな顧客は何人いるのか?

②家賃などのランニングコストはいくらなのか?

③客単価はいくらなのか?

④サロンの魅力は何なのか?

⑤スタッフがいるのか、一人スタートなのか?

 

上記の事が全て同じ条件ならば、「先に独立した先輩」や「近隣サロン」を参考にしても良いと思いますが、現実は違うと思います

あくまでも、「自分はどうなのか?」で判断する必要があるのです

損益分岐がいくらで、1日の最大売上はいくらなのか?営業日数は何日なのか?

これらを計算すれば、「必要な客単価」と「月の客数」が出てきます

そこから、「仮に顧客がゼロだったとしても成り立つであろう広告予算を組んでいく」のが望ましいです

 

美容室独立の広告予算は、独立前に決めておく

「仮に顧客がゼロだったとしても成り立つ広告予算」って言われても、現実問題として「そんなに運転資金がないよ!」と思われる方もいるかもしれませんね

そうなんです

広告予算や集客の問題は、じつは「独立前から始まっている」んです😅

 

正確に言うと、融資の事業計画書を作成する時点で始まっています

多くの方は創業融資(事業計画書)の目的を、「融資を受けるため」と捉えていますが違います

事業計画書は、「事業を成功に導くため」に作成する必要があるのです

 

独立時の広告予算の例

①独立後3年で売上をMAXの400万円まで持っていく

②という事は、その時点でスタッフは5人は必要で客単価はこのくらい

③じゃあ、1年半後の時点の売上は250万で、スタッフ数は最低3人

④となると、オープン1年の時点では….

⑤オープン半年の時点では…

⑥スタート月の売上は、顧客が最低このくらいは計算できて…..

⑦足りない分は新規集客する必要があるから、一人このくらいの集客コストがかかるとして、月額○○円の広告費が必要

⑧新規再来率が○○%として、○ヶ月くらいの新規集客の広告費は確保したい

 

こんな感じで逆算すると、自分の美容室独立の「新規集客のための広告予算はこのくらい必要」

といった事がわかってきます

 

本当の運転資金とは?

損益分岐を越すまでのマイナス(キャッシュアウト分)を補填するための運転資金も必要ですから、

それらを踏まえた運転資金計画を、独立の時の事業計画に盛り込む必要があるわけです

広告予算+マイナス補填分の運転資金=本当の運転資金 です

 

「そんなに運転資金が借入出来るわけないよ!」と思うかもしれませんが、普通に出来ます😌

そこまできちんと作り込むのが、本来の事業計画書なのです

 

美容室独立時の広告媒体は何を使えばいい?

ホットペッパービューティーやホームページを使ったネット広告、SNS集客、チラシなどの紙媒体、マンパワーでの動員

などなど、いろんな方法が考えられますよね

まずは、自分のサロンの売りだったり、ターゲティングを明確にする必要がありますが、それがあると仮定した上で「何をして集客すればいいのか?」は、みんな気になる部分ですよね

僕個人としては、「ネット集客1つ」と、「インスタ」、そして「チラシ」の3種類が良いと思ってます

各媒体にはメリットデメリットが存在しますので、向き不向きも出てきます

これに関して文章で説明をしてしまうと誤解が生まれそうなので、そのうち動画か何かで説明できればと思ってます

場合によって集客は2種類でもいいかもしれませんね

1番オーソドックスなのは「HPB」と「チラシ」なので、特段強みがない方は、この2つを選んでおけば間違いありません(内容は大事です)

 

月にいくら広告費をかければいいのか?

ざっくりとした判断基準ですが、

既存の顧客は、だいたい「指名客の30%程度が来店してくれる目安」になります

その人数×客単価が、あなたのサロンの「ベース売上」になります

当然、ベース売上が高ければ広告費は少なくて済みます

 

「一人のお客様を集客するのにいくらかかるのか?」と言うことに関しては、客単価によって違います

東京の数字に関しては自社+コンサル先でかなり正確なデータを持っていますが、エリアや、ターゲット、コンセプトにもよって全く違います

ここで公開するのは適切ではないと思うので(独立に悪影響が出るかもしれないので)控えさせていただきます

 

ただし、目安として「月額最低10万円は広告費に投資して欲しい」と思っています

半年ならば60万円ですね😌

これは最低の金額なので、「顧客の売上がそんなに期待できない人」は、もっと投資する必要が出てきます

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回のブログでは、美容室の独立時の集客に関して「何にお金をかけるべきか?」という事ばかりを知ることに力を入れる人がいますが、「これはあまりおすすめできません」ということが、お伝えしたかった事のメインです

 

なぜならば、どんな媒体や手法を使おうが「反応はそのサロンの条件によって違う」からです

「スマートじゃなくてもいいから、まずはお金をかけて集客していく」という考え方が必要だと思っています

 

また、

「サロンを維持していく為にはお金が大事」と考えすぎて、「損失を出すこと」を過剰に恐れる人も多いです

普段の生活なら、「慎重、堅実」でいいと思うのですが、その考え方は独立や経営には向かない可能性もあります

 

独立というのは「確実性のないものに投資する」といった側面もありますから、最初によく考えて「見返りが見えないモノに対して、しっかりお金を使う」といった決断と実行が大切になってきます

 

美容室で1番集客できる時期は「新規オープンした時」ですから、その時期はしっかりと既存媒体にお金を投資して「まずは地域の皆様にサロンの存在を知っていただく」必要があります

 

ぜひ事業計画作成時に「予算を決める」という概念を導入し、「経営者としての第一歩」を踏み出していただければなと思います

 

ではでは、

今回はこの辺で。

 

読んでくれてありがとうございます🤙

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