売上を上げて自信をつけた美容師が独立に失敗するパターンとは?

2022-08-09

まいど

こいけでございます🤙

 

激しい生存競争の世界を勝ち抜き、多くのお客様から支持されるようになった人気美容師

 

指名数、指名売上、再来率、店販売上などの営業成績は、社内で常にトップクラス

後輩の支持も厚く、マネジメント経験も豊富

 

そんな美容師さんが独立すれば、さぞかし魅力的なサロンが出来上がると思いきや、そうとも言い切れないんですよね🤔

 

今日は、「順調に経験を積んで自信をつけた美容師さんがなぜ独立に失敗するのか」について考えていきたいと思います

 

ではでは、

 

まいります

 

人気美容師が陥りやすい失敗パターン

普通に考えれば、「既に結果を出したことのある美容師さん」ですので、独立しても上手くいく可能性は高いはずですよね?

 

にも関わらず失敗してしまう理由は、実は「マネジメント」にあります

 

優秀な美容師が陥りやすいマネジメントの勘違い

「少人数で長く運営できればいい」と考えて独立する人以外は、いずれ「社員を雇用すること」になると思います

他人を雇用するわけですから「マネジメント能力」が求められますよね

 

なぜマネジメント能力が必要なのかと言いますと、お給料を払って人を雇用し、お金を使って集客するわけですから「すぐに辞められてしまうと投資した人件費が未回収」になってしまいます

 

サロン側としては「数年働いてくれてようやく元が取れる」といったところなので、なるべく長く働いてもらう必要が出てきます

 

長く働いてもらう=居心地の良い環境作り=マネジメント能力が必要

 

といった公式が成り立ちます

 

ようするに、マネジメント能力とは「スタッフに心地よく働いてもらうための環境を整備する能力」とも考えることができます

 

問題は、このマネジメント能力が独立前と独立後とで求められる事が変わってしまう」のです

 

人気美容師というのは、よっぽど自己中で周りの人を振り回しまくったりしない限り、後輩や同僚からの信頼は高いです

結果を出している人には、やっぱり憧れますしね😌

 

なおかつ、周りのみんなに配慮ができて「サロンがより良くなるために動いてくれる人」なら、「さぞかしマネジメント能力が高いのだろう」と思います

でも、その優秀なはずのマネジメント能力が「独立後は発揮されないこと」がよく見受けられます

 

何故なら、雇われている時のマネジメント経験は、そのサロンのポテンシャルを高めているだけの事が多いからです

 

例えば、

  1. どうすれば入客の振り分けが公平かつ効率良くなるのか
  2. 効果的な練習会を行う為にはどうすればいいのか?
  3. 新商品の導入と、無駄のない在庫の入れ替え

 

これらの改善に取り組めば、そこで働くスタッフの環境は良くなりますので支持を得られます

 

これらは全て「そのサロンのポテンシャルを高めるマネジメント」です

 

一方で、独立後に一から作るサロンには、高めるポテンシャルがそもそもありません

 

「0から1を作る作業」をしなくてはならないという事ですね

 

ここが独立前のマネジメントと、独立後のマネジメントの大きな違いです

 

独立前のマネジメント経験は、1を2に変える行為

独立後のマネジメントは、0を1にして、更に1を疑って自分で壊して2に変える行為

 

伝わりますでしょうか?

 

美容師が今までの経験を全てつぎ込んで作った1は、独立者にとってまさに「雇われの時に思い描いた理想のサロン」のはずなんですね

 

美容師として圧倒的に結果を出し、自信の塊だった独立前に鼻息荒く作り出した0→1

 

これが上手く機能していなかった時に、サロンに何が起きるのか?

 

信じてついて来てくれた社員や、初めて雇った大切な社員の離職です

 

社員の立場から、オーナーに直接「会社のやり方間違えてます」とは言えませんので、適当な理由をつけて退職していきます

 

既に亡くなってたはずのおばあちゃんが病気になったから看病のために田舎に帰らなくちゃならないとかね😂

 

このタイミングで辞めていく社員を悪者にせずに、サロンの在り方を疑い改善できると、0→1→2→3と進化していきます

 

これが本当に難しいんですよ。。。

 

何故なら、「自分のやり方で結果を出しきた」という自信があるからです。

 

周りが仕事を辞めていく中、悩んだり、迷ったりしながらも何とか踏ん張って、自分を信じて続けて来れたからこそ身についた美容師としての自信

 

それを疑って壊すなんて、今までと真逆の行為ですからね

 

メンタル崩壊フラグです

 

でも、そんな辛い変化を求められるのが「経営者に必要なマネジメント能力」なんです

 

 

まとめ

人と一緒に仕事をする道を選ぶと、何かしらのマネジメントは発生します

「自分1人がよければいいや」と自分勝手に振る舞える日本人は少ないですからね😌

 

組織の中で結果を出すと、自信がつきます

でも、実は「美容師としての結果と経営者としての結果は真逆のものになりやすい」のです

それは、求められる能力が違うからです

 

独立とは、

積み上げた自信を社会と圧倒的に対峙させ、それを見つめ直し続ける行為

 

ということに、僕も最近気がつきました😂

 

ではでは、

 

今日はこの辺で🤙

 

読んでくれてありがとうございます