「美容室 独立」物件選びのポイントと家賃相場
まいど
こいけでございます🤙
美容師が独立する時って、ほとんどの方が出店に関しては素人ですよね😌
今日は、独立する際の物件選びに関して、僕が気にしているポイントについてご紹介させていただければと思っています
ではでは、
まいります
美容室出店の物件選び「3つのポイント」
物件選びのポイントは人によって色々あるとは思いますが、ここでは僕が必ず気にしているポイントを3つご紹介させていただきます
①駅からの道のり
店舗過剰が進行しまくっている現在、経営者を悩ますのは集客ではなく、「求人」です
駅から遠すぎたり、店までの道のりの雰囲気が良くなかったりすると、「求人採用」の面で、今後の展開にマイナスになるので、必ずチェックするべきポイントと言えるでしょう
最寄駅から店までの道のりを実際に歩きながら撮影し、しっかりチェックしてみましょう
また、駅からの距離は徒歩で5分以内であることが望ましいです
*沿線選びも重要ですが今回は省略します
②ビルの入り口と、エレベーター
物件のビルの入り口とエレベーターは、「特に重要なチェックポイント」になります
出来れば、女性の方に同行してもらい意見を聞くのが良いと思います
ここで気にするべきなのは、「女性が直感的に嫌と思うかどうか」です
美容室の場合、働くスタッフもお客様も、女性が多くなります
そもそも女性の気持ちを汲み取ることが出来なければ、上手くいく訳がないのです
抽象的な言葉ではありますが、「清潔感」や「怖くない」
この辺りがクリア出来れば、その物件は「美容室を開業するのに適している」と言えるでしょう
③動力の有無
電気には「電力」と「動力」の2種類があることはご存知でしょうか?
「電力」というのは一般家庭用の電気の事で、「動力」とは店舗や事務所などで使われたりします
「動力」というのは三相200Vと呼ばれるもので、3本の線で電気が送られてくる仕組みです
電気の通り道が多いので、少ない電流で大きな電気を届けられるといった特徴を持っています
その為、業務用エアコンなどで動力が使用されていることが多いです
美容室で言うと、パルッキーなんかは200Vを使用していたので動力でしたね
この動力に関しては物件によって用意されていたり、されていなかったりするので「動力の有無」を、最初に確認する事が必要になってきます
また、電力と動力は別契約ですので、電気料金の請求も別で来ます
動力は基本料金は高いものの、単価自体は安いのが魅力です
大きな電気を使用する設備で使われるのも納得できるのではないでしょうか?
「動力」がない物件でも美容室を出店する事は可能なのですが、エアコンなどの電気の使用量が大きいものを使用しながら、複数台のドライヤーを使用してしまうと、たとえ電力の容量を最大で契約していたとしても、「ブレーカーが落ちてしまう」なんて事態になりかねません
営業中にブレーカーが落ちると、音楽も止まりサロンに静寂が訪れます
お客さまとの関係が一瞬で気まずくなったりするので注意しましょう😂
- 動力のない物件=おひとり様営業のサロン向け
- 動力のある物件=複数人で営業するサロン向け
と言えると思います
美容室の物件で「避けるべき5つのポイント」
こちらも、僕が意識しているポイントなのですが、これが当てはまったからその物件では絶対に出店しないと言うわけではありません
「なるべくなら避けるべき5つのポイント」と捉えていただければと思います
①下が飲食店
お昼時に、良い匂いでやられるんですよね😆
スタッフもお客様も。
また、サロンという場所は「日常から離れて、いつもとは違った雰囲気を味わう」みたいな空間をお客様に提供するのも大事だと思っていて。
なるべくなら「匂いで現実に戻される事態」は避けたいんですよね
あとは、G問題もあります
黒いアイツですね
②天井が低い
心理学的に、「天井が低いと人間関係がギクシャクしやすい」と言われています
なので、入ってすぐ「低いな」と圧迫感を感じるかどうかを重要視しています
また、天井を抜けるかどうかの確認も必ずするようにしています
③地下
地下とか半地下の物件て、個人的にはカッコよくて好きなんですよね
ただ、今まで経営して来てる中で、「採用にマイナスに働くこともある」って感じるんです
一定数「地下に閉塞感を感じる人」がいる
「入り口とは違う別の出口」があるだけでだいぶ違うみたいなんですが、無意識に避けようとする方が結構多い気がするので、なるべく借りないように心がけてます
あとは、最近の「ゲリラ豪雨での浸水リスク」も地下を避けようとする理由の1つですね
出来れば2階以上の物件を探しています
個人的には、地下半地下の物件好きなんですけどね。。
④定期借家
一般的な賃貸を普通借家と言うのに対して、「定期借家」という契約があります
これは、契約期間が予め決められている場合、それが満了し大家に更新の意志がなければ出ていかなければならないといった契約のことです(両者更新で合意すれば再契約することも可能)
たとえば、「契約期間3年の定期借家」だったとします
美容室の独立時の借入は5年〜10年くらいですから、まだ返済が終わっていないのにも関わらず、その物件から立ち退く必要が出て来たりします
それはさすがに困りますよね。。。😥
移転するにも借り換えが必要になるでしょうし、安定的に黒字化していない状態だと借り換えが難しい可能性もあります
定期借家契約は、ガンガン入居者希望がくる人気エリアの物件だったり、建て替えを予定しているような年月の経った物件に多いようです
「うわ!この物件の立地めっちゃいいじゃん!」なんて思った際に、しれっと募集要項に「定期借家」って書いてあったりするので注意してくださいね
風俗ビル
風俗街や風俗が入ったビルに美容室が入っていることは多々ありますし、うまくいっているサロンも多いのですが、独立で選ぶのにはリスクが高いのかな?と思います
また、個人的には「飲み屋街ど真ん中にあるような物件」も、なるべくなら避けたいかなと思っています
酔っ払いにレッスン中のスタッフが絡まれたりするケースもありますからね。。
物件選びで陥りがちな思考
「理想の物件を探す」
気持ちはとてもわかりますが、これは「独立のタイミングを逃すだけ」なのでやめた方がいいと思っています
出資者でも見つけない限り、独立時点の借入で用意できる資金で「理想の物件」を借りるのは難しいので、何かしらの条件で「我慢しなければならない状況」になると思います
そこで、「理想の物件を探す」とか「なるべく条件の良い物件を探す」とか考えるのではなく、「絶対に嫌な物件のポイント」をいくつか書き出して、それに当てはまらない物件ならばOKくらいの感覚でいた方がいいと思います
そのほうが「早く独立できる可能性」が上がります
成功の可能性を上げるのは「物件の良し悪し」ではなく、「美容師として油の乗った時期を自分のサロンのために長く使えるかどうか」のが重要です
理想のサロン創りは、1店舗目が上手くいった後でも遅くはないと思います
目ぼしい物件が出てきてからの流れ
では、物件を見にいった後に「なかなか良いな」と思える、「目ぼしい物件」が出てきたら、その後どうすればいいのか?
まず、内装業者に連絡し、物件調査の依頼をします
*物件調査をした時点で内装業者には調査コストが発生しますので、出店の際の内外装工事はそこの業者にお願いするようにしましょう
電気、ガス、上下水道など条件面に問題がないようなら、その物件で進めて問題ありませんので、不動産業者を介して「仮申し込み」をします
仮申し込みをすると、「物件が借りられるかどうかの審査」が始まりますから、同時に融資を申し込んでいきます
このように、物件候補が決まってしまえば「そこから独立は一気に動いていく」ことになります
美容師の独立において「物件が決まるという事がいかに重要か」ということがお分かりいただけるのではないでしょうか
まとめ
美容師の独立は、「物件が決まる」とその後は一気に進みます
ただし、決まらないと独立のタイミングを何年も逃すかもしれないので、予め物件選びのポイントを絞り込んでおくことが大切です
独立を成功に導くために最も大切なのは、「美容師としての時間」ですので、その辺も考慮しつつ物件探しに取り組んでいただければと思います
ではでは、今回はこの辺で。
読んでくれてありがとうございます🤙
関連記事