美容室の閑散期にこそ取り組まなけらばならない事とは?
まいど
こいけでございます🖖
昔からニッパチ(2月8月)は、美容室にとっての閑散期 なんて事が言われてますよね
確かに年末や春先に比べ、暇になりやすい時期だと感じます
でも、実はこの時期って、「美容室の1年の売上を考える上でとても大切な時期」なんですよね
良い繁忙期を迎える為に、「閑散期にこそ取り組まなければいけないこと」とはなんなんでしょうか?
今日は、その辺について考えていきたいと思います
ではでは、
まいります
閑散期=売上が悪い
閑散期というのは、1年の中で暇な月、暇な時期のことです
要するに平均よりも売上が悪い月ということですね
昔に比べ繁忙期と閑散期の差が減ったとはいえ、営業年数が少ないサロンは影響を受けやすい傾向にあります
なぜ閑散期が起きるのかははっきり証明されてはいませんが、個人的にこう思っています
閑散期は渋滞によって引き起こされる
閑散期が起きるメカニズムは道路渋滞のようなものだと思っています
「そろそろお正月だから髪を切りに行かなきゃ」
「春だし、気分転換でスタイルチェンジしよ」
ある一定数の方がこう考えると、その時期は繁忙期(サロンが忙しく)になります
来店サイクル的に11月に来店予定だった人も、1月に来店予定だったも年末年始を意識して12月に美容室にきます
すると本来くるはずだったお客様がこなくなった11月と1月のサロンは暇になりますよね?
こういった来店の偏りこそが閑散期を生み出す原因です
一定速度で走れば渋滞は起きない
みんなが一定の速度で車を運転すれば、理屈上渋滞は起きないそうです(自動運転)
同じように、来店サイクルが一定であればあるほど、繁忙期も閑散期も起きなくなります
美容室を経営していく上でのランニングコスト(固定費)は一定ですので、忙しい時と暇な時期があるよりは、ある程度安定した売上が計算できた方が、経営者としてのストレスは少なくなります
「閑散期問題をなくしたい」と考えている経営者の方がいたら「来店サイクルが一定になるような取り組みをする」のが最も効果的なのです
ただし、閑散期と繁忙期はセットですから、閑散期がなくなるということは繁忙期も無くなるということですので、そこは注意が必要です
閑散期と繁忙期を意識するのではなく、来店回数を意識する
閑散期に取り組むべきなのは閑散期をなくす事ではなく、「年間来店回数を上げること」です
何月にくるのか?ではなく、「年間何回来店いただくのか?」が大切
当たり前ですね😂
でも、閑散期に売上が下がる事に焦ってしまうと、そんな当たり前の事に気づかなくなってしまったりもします
売上が下がった=広告費をかけて新規を集客しよう ではなく、「来店サイクルUP」と「顧客の掘り起こし」に取り組んだ方が実は利益が増えるのです
詳しく見てみましょう
閑散期に取り組むべきこと
閑散期に取り組まなければいけないことは大きく分けて3つあります
①数字分析
②年間来店回数UP
③顧客の掘り起こし
①数字分析
サロンソフトを使い、過去1年間の「再来率」を出していきます
「明確に再来率が下がっている」などの異常値があるようならば、そこを改善するのが最優先事項です
問題の本質は、「売上が下がったのは閑散期のせいではない」のかもしれない
この場合は、早急にザルになってしまっている再来率を改善しないと長期的にみて危険です
閑散期が終わり、繁忙期に近づくにつれだんだん新規の数が増えてきてしまうと、「再来率が悪化している事態」に気づかない恐れもあります
「売上が下がっている原因が本当に閑散期のせいなのかどうか?」の裏付けをとるクセをつけましょう😌
*数字分析に関してはこちらの記事を参考にされてください
②年間来店回数UP
閑散期繁忙期問題は、来店回数問題です
例えば、年間を通じて1人のお客様の来店回数が1回増えたらどうでしょう?
年商ベースで見れば、客数×客単価 の売上が伸びるということになります
年間の売上と利益が爆増するので、単月で見て「今月暇だわ やばい」「今月めっちゃ忙しくて嬉しい」などと、一喜一憂する必要もないのです
どうやって年間の来店回数をアップするのか?ということに関して、考え方だけお伝えします
それは、「サロン内で再来までの日数期限を決め、全てのお客様に明確にお伝えすること」です
例えば、
現場の平均来店サイクルが3か月のサロンならば、来店サイクルを2ヶ月にすると決めます
それをスタッフ全員がお客様に徹底的に説明するようにしていくだけです
あくまでプロとして「次はこの日にきてくださいね」と明言するだけでOKです
ヘアスタイルや髪の状態を維持する為には、3ヶ月よりも「2ヶ月サイクルで来た方がいい」という事は多くの美容師が本心で思っていることでしょうから、「それをお客様に遠慮せずに自信を持って伝えるだけでいい」んです
実際にくるかどうかは「お客様が決めること」ですから美容師側が、変に気を使わなくても大丈夫です
「これを言ったら失客するかも。。」と考えてしまう美容師さんがいたら、「それで来なくなったとしても、それは来店日を明確に伝えたせいではないよ」とアドバイスしてあげましょう
仮にそれを伝えてからそのお客様が来なくなったとしても、失客原因は「伝え方がよっぽどひどかった」か、「単純に髪型やサービスが気に入らなかった」という可能性が99%です
難しいのは「スタッフ全員が徹底して伝えていくことを継続できるかどうか」です
継続できれば、間違えなく年商も利益も伸びますので、閑散期繁忙期も徐々に気にならなくなってきます
③顧客の掘り起こし
独立者を含めた「経営年数が少ない経営者」が陥りやすいのが、「閑散期に焦って集客する問題」です
本来であれば、暇な時期を見越して事前に年間広告予算を決めておく必要があるのですが、経験が少ないとそこまで考えが回らなかったりします
暇な月に慌てて広告費を使うという事は、ただでさえ売上が悪く利益が残りにくい月の業績をさらに悪化させてしまいます
「今集客して売上を上げないと、この先売上が回復しないかもしれない」と焦る気持ちはわかりますが、「行き当たりばったりの決断をする」ということは、おそらく①の数字分析もしっかりしないないケースが多いでしょう
まずは落ち着いて、数字分析をして「原因の絞り込み」を行いましょう
その上で、再来率に問題があったとしても、すぐに新規集客と考えない方がいいと思います
再来率に問題があるのですから、行うべきなのは「顧客の掘り起こし」です
利用していた美容室に行かなくなった理由第一位は、「なんとなく」という調査データもあることですし、まずは「ご無沙汰客へコンタクト」を取って見ましょう
そのほうがダイレクトで再来率に影響がありますし、広告費を抑えることができるのでサロンのお財布にも優しいはずです
その上で、緊急で新規集客をする必要がある場合にはしっかり広告費に投資してきましょう
まとめ
僕もそうなのですが、人って忘れやすいのでサロンが忙しくなってくると、ついつい閑散期のこととか考えなくなってしまうんですよね。。
売上がいいと変に強気になってしまって、悪い時期の気持ちをうっかり忘れてしまうという。。
そして閑散期になってまた慌てて、焦ってバタバタする。。。的な。
そうならない為には、「年間で集客の広告予算を組むように意識すること」がおすすめです
年間広告予算を組んでもすぐに閑散期はなくならないので、その上で、
①数字分析
②年間来店回数UP
③顧客の掘り起こし
を意識して取り組んでみてくださいね
数年継続して取り組むことが出来れば、その頃には閑散期が気にならなくなってくると思います
何故なら、売上がMAXまで上がって毎月予約が取りにくいサロンが出来上がるからです😌
問題点を修正しながら継続しやり抜くこと
これが出来れば閑散期は気にならなくなります
ではでは、
本日はこの辺で🤙
読んでくれてありがとうございます
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