「美容室 独立」美容師の独立は一人で始めた方がいい?

2022-08-09

まいど😄

こいけでございます

経営者の皆さんは、独立された時に一人で始めましたか?

一人のメリットもあるでしょうし、もちろんデメリットもあると思います

今日は、美容師が独立する時に悩みやすいテーマである、「一人で始めるのか?」「スタッフを雇用して始めるのか?」について考えていきたいと思います

最終的に目指す場所

美容師が独立を志す理由は様々です

例えば、

①人間関係に疲れて一人でやりたくなった

②自分のお客様に、最高のサービスやメニューを提供したいので一から自分で決めたかった

③人を雇用して、もっと良い環境を提示してあげたかった

④美容室のオーナーは儲かると聞いたので自分もその立場になりたかった

⑤いろんなサロンで修行したので、集大成として出店したい

⑥夫婦でサロンを持つのが夢になった

などなど、他にもたくさんある事でしょう

始める理由がバラバラである以上、行き着く先もバラバラですので、「一人で始めるのがいい」かどうかは、「最終的にどうなりたいかによる」ということになると思います

美容室を一人で始めるメリット

美容室を一人で始めると、どんなメリットがあるのでしょう?

①売上目標が低くてすむ

スタッフを雇用すると、給料を支払う必要があります

雇えば雇うほど、目標売上(損益分岐)は高くなっていきますので、一人で始める方が黒字化のハードルが低くなります

②給与計算など、月次で行う作業が簡単になる

毎月の給与計算は、雇われていた時には発生しない労働ですので、なるべくなら簡単な方がいいはずです

③朝礼や終礼、報告連絡事項の手間やストレスがない

始めたばかりのサロンというのは、「ドライヤーをどこにどうやって片付けるのか?」すら決まっていない状態です

オーナーとして自腹で購入した備品や設備をスタッフに雑に扱われるとストレスを感じます

ルール化のためにも、朝礼終礼や報告連絡相談の為の時間を割く必要が出てくるでしょう

「それらに費やす時間や手間が必要ない」というのは、一人で始めるメリットとしては大きいのではないでしょうか

練習会でスタッフを教育する必要がない

オーナーや店長というのは、サロンの練習会でスタッフの子たちの練習を見てあげることが多いと思いますが、教えることが好きな人ばかりではありません

教育する時間を、他の事に使えるというのはメリットだと思います

⑤最大限をお客様に提供できる

技術、サービスともに「最高品質を提供できる」のは、美容師として喜ばしい事だと思います

最初から最後までマンツーマンで対応してもらえるのは、お客様側にとっても嬉しいことなのではないでしょうか

美容室を一人で始めるデメリット

逆に、美容室を一人で始めるとどんなデメリットがあるのでしょうか?

①全て自分でやらなくてはならない

シャンプー中に電話がなった際の対応や、トイレに入った際の来店など、一人営業ならではの問題点が出てきます

②出勤しないと店が開けられない

例えば、電車の遅延や災害などで出勤できない場合、店のシャッターを開けることすら難しくなってしまいます

朝イチで予約が入っている場合、代わりに事情を説明してくれる人もいませんので、お客様に連絡できる手段を持っておく必要があります

③予約の掛け持ちができない

お客様の希望する予約の時間帯というのは大体同じです

オープンしたての頃は特に、朝イチか午後イチが最も人気で、夕方から夜は中々予約が入りません

一人営業で予約希望時間が重なってしまうと、せっかくの来店希望を泣く泣くお断りする場面も多くなってきます

④売上の伸びが遅い

スタッフを雇用しているサロンに比べ新規数が伸びにくくなります(③の理由で)

当然、今後の再来数にも影響してきますので、比較的ゆっくり成長していく事になります

⑤寂しい(かもしれない)

一人で営業できるかどうかは、向き不向きがあると思います

僕の知り合いは一人が寂しすぎて、暇な時よく漫画を読んでいたそうです

しかもバトル漫画で涙が止まらなくなってしまったそうなので意味不明です

耐性のない方は注意が必要です😆

 

最終的な目的地の設定方法

メリットデメリットをある程度理解した上で、「独立して最終的にどうなりたいのか?」を基準に目的地を設定する必要があると思います

例えば、「一生美容師としてやっていきたい」のか?

それとも、ゆくゆくは完全に経営に回って「現場を引退していきたいのか」

それによって、一人で始めた方がいいのかどうかは変わってきます

一生現場で美容師

①一生現場で人を雇用しない

これが決まっている方は、家賃が安めな場所で独立するのがおすすめです

というのも、家賃が高い場所に出店するのは、集客というよりも「求人、採用」の意味合いが強いので、このケースの場合はそこまで気にしなくても大丈夫だからです

店舗兼住宅なんか最高ですね

個人でも十分に集客できる時代ですので、その方が儲かりやすいです👍

最終的な目的地は、「美容師を仕事を楽しみつつ老後資金をしっかり貯める」みたいなことでもいいと思います

もちろん、独立は一人で始めた方がいいです

 

②一生現場でやりたいけど、いずれ人は雇用してみたい

このケースの場合、「スタート時の経費負担を和らげる為に、採用しない」って場合が多いでしょうから、立地選定は重要になってきますね

いざ、「スタッフを採用したい」と思った時に採用しやすい駅だったりエリアを選んでおくことが大切です

そうなると家賃が少し高めになりかもしれませんので、独立時の運転資金は多めに用意しておきたいところですね

コロナ禍でも融資ジャブジャブの反動で、借りれる額が少なくなってきてますので注意してください😌

独立を一人で始めた方がいいかに関しては、持ち客がどのくらいいるか?によると思います

雇われの指名売上で120万円以上/月を数年継続しているような方や、フリーで60万以上/月を継続しているような方は、独立を一人でスタートしない方がいいと思います

それ以下の方は、独立を一人で始めた方がいいです

経営に回って美容師引退

いずれ経営者に回って引退するのであれば、年商で3億以上を目指す事になってくると思います

店舗展開や、店舗拡張を視野に入れながら進んでいく事になりますので、駅や立地選定は最重要課題となります

とは言っても、独立時に一人で始めた方がいいかどうかは、その人の背景次第です

①指名で120万以上安定的にある(フリーの人は60万)

②家賃が25万/月以上する

③運転資金が広告費を除いて300万以上残せる

これらの条件に当てはまるならば、独立時にスタッフを雇用して始めた方がいいと思います

 

経営者になる為に必要な心構えとは

人を雇って経営者を志すなら、より多くの社会的な責任が発生します

スタッフの生活を守ったり、美容師として成長できる環境を整備する必要があるのです

その上で、「その子たちが経営者の未来を実現するのに必要な存在であること」が望ましいのだと思います

 

まとめ

独立を一人で始めた方がいいかどうかは、何の為に独立するのか?目的はどこなのか?によって変わります

どちらもメリットデメリットがあるので、「どちらのががいい」という事は特にないと思います😌

せっかくの独立ですので、精神的になるべく負荷の少ない形を選択できるといいですよね

 

ではでは、

今回はこの辺で。

 

 

 

 

 

読んでくれてありがとうございます🤙