「二店舗目」の「美容室」を出店する為に必須な「3つのポイント」とは?初級編
まいど✋
こいけでございます
美容師として独立し、自分の店舗を持つ方の中には「いずれ二店舗目を出店したい」と考えている方も多いかと思います
ある程度数字を残した実績のある美容師さんなら、独立した店舗の売上を伸ばす事はそこまで難しい事ではありませんが、二店舗目となるとそうはいきません
そこで今日は、「二店舗目の美容室を出店するための3つのポイント」について、簡単に見ていきたいと思います
ではでは、
まいります
二店舗目の美容室を出店できる人と、出来ない人
一体何が違うのでしょう
それは3つのポイントをクリア出来ているかどうか?の違いでしかありません
早速見ていきましょう
ポイント1 運転資金を厚くするノウハウ
まず最初に必要なのは運転資金です
「先立つものはお金」と言いますからね😌
ここでいう資金とは、一店舗目を出店した後の「運転資金」の事を指します
独立する美容師の多くは、日本政策金融公庫の創業資金融資で資金調達をする事が多いと思います
自己資金+資金調達したお金(借入)=独立予算
独立予算 − 出店にかかる費用=運転資金
みたいに捉えてもらって大丈夫です
家庭でも、日々の生活の中で収入以上のお金を使ってしまえばお金は足らなくなりますよね
その中で支払いを滞りなくする為には、貯金(いざという時に使えるお金)の中から出す必要があるわけです
家庭で言うところの、いざとなった時に使えるお金=美容室の運転資金というイメージです
毎月営業していく中で、赤字が出てしまったりすると運転資金が減っていきます
すると、いざというときにできる事が限られて来てしまいます
例)
たまたま就職希望のアシスタントがきても、運転資金が少ないと中々採用の判断ができなくなってしまいます
なぜなら、その子の給与分の売上の増加が見込めなければサロンの出費が増えてしまうからです
運転資金に余裕があれば、「数ヶ月赤字でも、その先お店の成長の為に採用する」という判断もできるのですが、資金に余裕がない場合「採用を躊躇ってしまうことが多い」でしょう
二店舗目の出店を視野に入れているのならば「求人採用は大きなチャンス」であり、必ず乗り越えなければならないステップなのですが、運転資金が少ないがゆえに「見逃し三振」をしてしまう経営者はたくさんいます
人手不足が激しい昨今、一度の見逃しが致命傷になる可能性も十分考えられますので、独立の時点で「運転資金を厚く確保する為の知識やノウハウ」が必須事項となっています
*これから独立を考えている美容師さん向けには、独立講習でしっかりお伝えさせていただいているので、気になる方は参加してみてください
参加希望はこちらから
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ポイント2 集客ノウハウ
美容室をオープンし、二店舗目を視野に入れるのなら新規集客をしなければなりませんよね
極論を言うと、新規集客(マーケティング)が圧倒的に成功すれば独立や店舗展開が成功する可能性はかなり高くなります
そのくらい「集客というのは重要」なのです
それだけ重要な分野ですので、いろんなサロンや美容師さんが日々しのぎを削っています
後発組の美容室や美容師さんは、そう簡単に集客には成功しないと思われます
とは言っても、二店舗目まで辿り着く方が「集客に大成功しているか」というとそんな事はありませんのでご安心ください
集客に大成功はしていなくても、運転資金を適正に確保し、その中からしっかりと集客に投資し「成長に必要な新規数を確保している方」が二店舗目出店に近づいていきます
その為に大切なのは、「自分の店が成長していく為にどのくらいの新規数が必要なのか?を把握する事」です
例)
セット面4面
セット面あたりの売上目標75万円/月とする
客単価7,500円なら1セットあたり100名の客数が必要
スタッフ3人なら、100×3=300名の客数が必要
300−現在の客数=必要新規数
上記を意識した上で、月の総客数の10%以上の新規集客をキープする(採用も含め)
上記の例は理想値ではありますが、集客も含め1セットあたり60万円の数字をクリアしていくサロンは二店舗目が近づいてきます
クリアしていくための必要新規数を、状況に応じて考え、クリアするための方法を模索し続けてくださいね
ポイント3 採用&離職率
現在も、今後も、二店舗目の出店を目指すにあたり最難関のハードルが「美容師の採用」です
店舗展開をイメージして独立された方々の多くが限界を感じる部分ですよね
店舗展開を目指すにあたり、美容師を採用できないサロンが今後どうしていくべきなのか?という部分に関して、僕の結論は出ているのですが公の場で書く内容ではないので今回は控えます
*過去に、独立講習Class1に参加された方で行き詰まってる方で「売上は上がっていて店舗展開していきたいけど採用で行き詰まってしまっている」なんて方には、「講習のアフターフォロー」としてお伝えさせて頂きますので問い合わせフォームよりご連絡ください
僕がコンサル先や独立サポートさせていただいた方の中で、二店舗目に進んでいる方の採用状況も決して楽ではありません
何とかかんとか採用し、出店しているというのが実態だと思っています
では、なぜ採用できているのか?そのポイントをまとめてみたいと思います
- 採用しやすいエリアで出店している
- 給与や労働条件、福利厚生が標準以上
- サロンやスタッフに清潔感がある
- 採用、求人費にお金を投資している
- 必死になって採用している
やはり、選ばれるだけの条件が揃っているというのはあると思います
「どうやって採用するか?」という思考ではなく、「どうやったら選んでもらえるのか?」という思考になるのが、採用のスタート地点なんだという事に気づけるかどうかは大きなポイントだと思います
その上で、
魅力的になるための先行投資ができるかどうか
先行投資ができるだけの余力を残すために、経営者の物欲や生活レベルを抑えられているかどうか
スタッフに還元できているかどうか
その辺の「在り方の差」が出ているように感じています
また、「離職に関しての感度が高い」のも二店舗目に進める経営者の一つの特徴です
常にスタッフの様子を感じ取る努力をし、「褒めるときはみんなの前で」「指導するときは一対一で」などの基本的な気遣いも心得ています
二店舗目を目指すならば、経営者のミスでの離職は1度までに抑えたいところです
離職のショックを乗り越え、「修正できる能力のある方」が人を増やしていけるようになるのは間違いありません
まとめ
今回は初級編という事で、二店舗目の美容室を出店するための3つのポイントについて書いて来ましたが、いかがだったでしょうか?
美容室の二店舗目を目指す方の参考になれば幸いです😌
二店舗目、三店舗目と美容室の店舗展開ができるのは、独立者の中でもほんの一握りの方です
場合によって「二店舗目なんか出店するんじゃなかった。。。」と思うってしまう方も大勢いらっしゃることでしょう
独立し、一つのサロンを軌道に乗せ、「自力で生活が成り立っている」というのは、思っている以上にすごい事です
何のために二店舗目を出店するのか?
本当に出店する必要があるのか?
という事は一度深く考えてみてもいいかもしれませんね
ではでは、
今日はこの辺で🤙
読んでくれてありがとうございます