「美容師 独立」小さいサロンで大型サロンに太刀打ち出来るのか不安
まいど
こいけでございます🤙
独立開業する際の美容室って、小さめのサロンが多いですよね
現実的には「独立時の予算の問題で小さくせざるを得ない」ってのが現状かと思います
雇われている際に「大型サロンでずっと働いてきた」「大型サロンしか経験した事がない」って人の中には「小さいサロンで独立して大型サロンに太刀打ち出来るの?」と不安になる方もいらっしゃいます
今日は、その辺について考えていきたいと思います
小さいサロン 20坪以下
大型サロン 50坪以上
くらいのイメージで読んでくださいね
ではでは、
まいります
小さいサロンで大型サロンに太刀打ち出来るのか
まともに戦ってしまったら、そりゃ太刀打ちできませんよね😂
そりゃそーですよ
戦うって事は総力戦ということですので、規模が大きい方が有利です
でも、不良少年漫画みたいに地元で戦うわけではないので、そもそも「太刀打ちする」って発想をやめましょう😌
そもそも大型サロン側でも、「ポジションが被らない限り戦う相手とは見なしていない」ので、戦わなくて済むポジションを取ることが大切です
エリアが被っても生きていける
美容室を出店する際に、同じエリアの同業他社の事は気になりますよね
地域で1番目立つ大型店舗だと余計に気になるのかもしれません
でも、価格帯やメニューを気にしすぎると「無意識にそのサロンの影響を受けてしまう」ことになります
- あのサロンのカット価格は3,500円だったから、お客様に選ばれやすいようにうちは3,300円にしよう
- あのサロンのカット価格は3,500円だったから、うちは価値付けのために4,000円にしよう
上記は、他のサロンを意識しながら自分のサロンの決定をしていますよね
これだと必然的に競争相手のポジションを取ってしまうので、自ら消耗戦に巻き込まれに行っています
そうではなく、
自分達がお客様に提供したい価値は何なのか?
そして独立して手に入れたいものは何なのか?
これを事業計画の時点でしっかり考えて、「価格はとっくに決定ずみ」なのが望ましいです
その上で出店エリアを決めると、丸かぶりのライバルはいない可能性が高いです
同じ海でも、いろんな魚が共存してたりしますよね
大きい魚、小さい魚。。。
それと同じようなイメージなので、共存は可能ってことです
釣りしたことないから知らんけど。。
大型サロンの強みはセット面が多い事
大型店のメリットは他にもたくさんあると思いますが、小さいサロンとの決定的な差はセット面数(鏡数)だと思います
スタッフ数とも言えますね
セット面数が多いので、美容室の予約が重複しやすい時間帯でも一気に予約を受けることができます
という事は、広告費の回収効率が良くなるので、「顧客獲得のコスト」は安く済みます
50坪15面のサロンというのは「20坪5面のサロン3店舗分の売上」という事ですから、単純計算でも「集客にかけられる予算も3倍ある」ことになります
同じHPBに掲載するにしても「目立つ度合い」が全く違いますよね
目立つので新規がたくさん来る→広告効率が良くなる→利益が出やすくなる
といった大型店ならではのメリットがあります
更に、売上が上がった際の金額も大きいので、それに見合った家賃を支払うことができます
安定的に売上800万が期待できるサロンなら、家賃費10%で80万/月の家賃でもバランスよく運営できます
当然、立地も箱の視認性も良いですから集客や求人に良い影響を及ぼします
小さいサロンのポジショニング
大型サロンの強みを見てくると、確かに小さいサロンが太刀打ち出来るか不安になってきますね😂
でも大丈夫です
大切なのは戦わずに済むポジショニングを取る事です
大型サロンの強みは、セット面数という規模を武器にした集客力や集客力、立地等ですので、小さいサロンはその逆をいきます
- いっぱい集客しない
- 広告費もかけすぎない
- 売上も上げすぎない
「これで成り立つ高単価サロンを出店すればいい」のです
最終的には、
「月間200〜300人のお客様に来店してもらえればサロンはMAX売上で、紹介以外の予約は受けられない」
こんな状態が理想です
高単価サロンの作り方
高単価サロンの作り方のポイントは、以下の通りです
①セットメニュー主体で安いメニューは置かない
②スタッフ数以上の予約を取らない
③無駄な値引きをしない
④強みを持った専門店にする
⑤規模は25坪以下にする
上記を守ることが出来れば、高単価サロンは作れます
ただし、高単価で新規を集客するのは大変ですので、ある程度の期間は広告費をかけ続けるだけの予算を確保する必要があります
また、いきなりスタッフ数が多い状態でスタートしてしまうと「客数が足りずやることがない」というった状態になり、人件費で赤字になるので、1人〜2人で始めて徐々にスタッフ数を増やしていった方がいいでしょう
高単価サロンと地域性は関係がない
「小さいサロンなら高単価サロンにした方がいい」というアドバイスをさせていただく機会は多いのですが、最初はやはり抵抗があるみたいです
「青山とか銀座ならいいと思うんですけど、うちのエリアはお金持ちじゃなくて普通の人が住んでいるエリアですし….」という説明を今までに100回以上聞きました。。😂
でも、銀座を歩いている人を見て、「あの人は地元が銀座の人だ」って判断つきますか?
特殊能力でもない限り、そんなことわからないですよね
そもそも、「銀座を歩いている人で銀座に住んでいる人は少ない」のです
という事は、あなたの済む街にも銀座で買い物をする人はいるって事です
同じように、「美容室のために銀座に行く人」もたくさんいるのです
冷静に考えてみると「そりゃそーだな」ってなりますよね😌
サロンに高いお金を払う人は、「住んでいる地域で決まるのではなく、その人の価値観で決まる」という事です
そのエリアに住む「髪への価値観が高い人」を、MAX売上に必要な200~300人/月集客する事さえ出来れば、どこでも高単価サロンは成り立ちます
まとめ
小さいサロンで大型店に太刀打ち出来るかどうか不安になる人は、「大型店に勝たないと生き残れない」と思っているからです
大型店は敵ではありませんし、お客様の価値観は様々ですので「小さいサロンが好きな人」もたくさんいます
独立する事によって「何を手に入れたいのか」に沿ったサロン作りをすれば、大型店と戦わなくて済むポジションを取れます
そのポジションは高単価サロンである事が多いです
高単価サロンは地域性や技術力で決まるのではなく、専門性と決断によって生まれます
いかがでしたでしょうか?
何かの参考になれば嬉しいです😌
ではでは、
今日はこの辺で🤙
読んでくれてありがとうございます