美容師が独立する時、お客様はどのくらい来てくれるのが普通?

2022-11-05

まいど

こいけでございます🤙

 

美容室を開業する際の大きな心配事として、「今のお客様が新しいサロンにどれくらい来てくれるかな?」というのがありますよね

 

今日は、その辺について考えていきたいと思います

 

ではでは、

まいります

 

新店舗について来てくれるお客様の割合は?

これは、現在のサロンと新店舗との距離にも左右されるのですが、一般的には大体「30%前後」と言われております

独立サポートをさせていただいた方の中でも、特殊な例を除けば大体このくらいが平均値だという感覚があるので、ある程度正しい数値かと思います

 

また、「現勤務先がどのくらい独立を応援してくれるか」にもよって変わってきます

いくら指名して来れているお客様だとはいえ、顧客は会社が長年広告費と人件費を投資する事で築いてきた「会社にとっての資産」ですから、勝手に連れていくのはやめましょう

 

売上目標に占める既存顧客売上はどのくらいが理想?

最低でも、新規客売上+既存客売上で損益分岐点(黒字化する境界線)の60%は越えたいところです

 

例)損益分岐点が100万円のサロンの場合

新規客売上30万円以上

既存客売上30万円以上

 

1番理想的なのは「既存顧客売上が70万円以上あって初月から黒字化する事」ですが、なかなかハードルが高めです

これは、現在の指名売上が150万以上ないと難しいかと思われます

「そんなに指名売上がないよ!」という方は、新規集客にしっかり予算を割くのと、リピート客が増えるまでの期間の赤字を乗り越えるだけの運転資金を用意するようにしましょう

 

また、既存顧客がゼロでの独立は、資金的にかなりギリギリの戦いが予想されますので、「ついて来てくれる既存顧客での売上見込みが30万円を計算できるスタイリストを目指す事」から始めてみてください

いわゆる「指名100万円スタイリスト」になる事が、独立成功への必要条件と言えるでしょう😌

 

独立時に意識するべき、大切な3つのポイント

①連れてきた既存客は減る

深い指名だったからこそ、離れた新店舗まで来てくれた既存客ですが、割と早い段階に減っていく傾向にあります

家庭をもっている女性は特に美容室の時間を作り出すのも大変だったりしますので、やはり通う時間を捻出するのがだんだんキツくなって来たりもします

他にも様々な理由により、やはり段々とオープン時の既存客は減り易い傾向にあります

基本的にサロンは地域密着型の商売ですので、最終的には地域の皆様に愛される必要があります

1度でもわざわざ来店してくださった既存客に感謝しつつも、それだけに甘える事なく新規のお客様の支持を得られるように努力していきましょう

 

②新規は勝手に来ない

独立すると「新規のお客様がいかに大切なのか」がわかるようになって来ます

何故ならば、「新規客はお金を使わないと、勝手には来ないから」です

しかも、普通に生きていると「どのくらい効果があるかわからないものにお金を払う経験」はあまりありません

広告って形がないですからね。。

どのくらい効果があるかわからないマッサージ機を買う場合でも、「マッサージ機本体」という物が手元に残ります

でも、広告の形は実感しにくいので、どうしても「お金を払いたくない」という心理が生まれます

その気持ちはわかるのですが、「新規客+既存客で独立初期の売上を作る」わけですから、「新規集客のために、しっかりとお金を投資する事」は、独立において必要不可欠なのです

 

③再来率の重要性

せっかく新規を集客しても全く再来しないとなると、オープン後3ヶ月が過ぎても売上が上がってこなくなります

新規客売上+既存客売上+α=黒字化

「このαの部分が、新規再来売上」になってくるからです

オープン後3ヶ月以降の売上は、「再来率次第」と言えるほど重要な数字です

「どうやって新規を集客するか?」と同時に「なぜリピートする必要があるのか?」についてもしっかり考えてメニュー構成や価格戦略を練るようにしましょう

 

個人情報にご注意

既存客売上の重要性は理解されて独立される方が多いのですが、個人情報に関しての知識が弱い方がたまにいらっしゃいますので、再度注意喚起させていただきます

指名客のことを「自分のお客さん」と言っている美容師さんは多いですが、「顧客は会社がお金を投資して獲得した会社の資産」です

指名をもらっているスタイリストは、会社やサロンの中での役割として「担当している立場」です

勝手に顧客のデータを持ち出したりするのは「違法」ですので、ご注意ください😌

 

まとめ

独立する際について来てくれる顧客の平均は、指名客の30%程度が平均です

金額で言えば、指名売上100万円のスタイリストで35万円くらいという事になります

もし、独立前の指名売上が100万円の方は、損益分岐点が100万円程度でスタートできると、比較的バランスが良い状態で独立できると思います

 

売上100万円のサロンがどんな感じかと言うと、都心なら自分1人で独立スタートする事になるような規模感です

単価的に1人で100万円を上げられない方は、アシスタントを雇い、125万円を損益分岐点に独立するのがいいでしょう

 

最後に、、、

独立前は「どのくらい顧客が来てくれるかが不安」だと思います

僕も独立した時はそうでした。。

しかも当時は無知が故にアシスタントを2人雇い独立したので、あっという間に資金がなくなっていき、夜も満足に寝れないような精神状態に追い込まれました。。

*半年で運転資金の7割がなくなりました。。。😅

 

お金がなくなった時点で倒産ですので、初月のマイナスが30万円以内に収まる事業計画を作成してください

もし、収まらないようなら、その事業計画、、要検討です!

 

ではでは、

本日はこの辺で。

 

読んでくれてありがとうございます🤙

 

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