「美容室 独立」客単価アップの最大のチャンスとは?
まいど
こいけでございます🤙
独立する時の客単価って「直前に勤務していたサロンの客単価」に影響される事が多いんですよね
「少しでも多く顧客の方に独立先のサロンに来て欲しい」という気持ちが働くため、そういった単価設定になる事が多いんです
でもこれって「自分で単価を設定している」と言えるのでしょうか?🤔
また、1度設定した客単価を上げることは「顧客を失客するリスク」が伴いますので、難しい決断になります
でも、単価の初期設定を間違えてしまうと経営自体が苦しくなってくるので、時には「値上げ」の決断をすることも大切になってきます
今日は、その辺を掘り下げていきたいと思います
ではでは、
まいります
客単価による売上の違い
例えば、家賃25万円でスタッフ3人で営業しているサロンの、客単価別の最大売上の違いを見てみましょう
サロン名 | 客単価 | スタッフ数 | 1日の客数 | 出勤日数 | 月間売上 |
A | 6,500円 | 3人 | 4人 | 23日 | ¥1,790,000 |
B | 10,000円 | 3人 | 4人 | 23日 | ¥2,760,000 |
C | 15,000円 | 3人 | 3人 | 23日 | ¥3,105,000 |
美容室の家賃の比率が、売上に対して10%を越してくると利益が残りにくくなると言われています
Aのサロンに関しては、月間売上が最大値になっても179万円ですから、家賃比は14%近くになっています
このことから、Aのサロンは「店が忙しくなっても赤字になる確率が高いサロン」と言えるでしょう
赤字にしない為には、営業時間を伸ばしたり、休みを減らしたり、給与を減らしたりする必要が出てきます
これは、美容室としての人気を測る数値の1つである「再来率」とは関係なく、「そもそも儲からないサロン」ということになります
場合によっては「人気の美容師さんでも陥る可能性がある」ということですね
原因は「客単価の設定ミス」ということになります
逆にCのサロンは、スタッフ1人が1日に担当する客数が1人少ないにも関わらず売上が310万円で、家賃費も8%まで下がります
この状態ならば利益も出しやすいので、「儲かりやすいサロン」であり、「構造的に先の展開に進みやすい状態」と言えます
また、「美容師としての評価が価格に適正に反映された結果」とも言えるでしょう
2つのサロンの違いだけをみても、「最初の価格設定がいかに大切なのか」という事が、おわかりいただけるのではないでしょうか
既存サロンの客単価アップについて
既存サロンの客単価を上げるということは、「納得できない顧客を振り落とす」という行為にはなってしまいますから、どうしても痛みが伴います
それを覚悟の上で、なおかつある程度の運転資金(1ヶ月分のランニングコストが最低ライン)が残せているのであれば、客単価を上げていくことは可能です
誰でも思いつくことではあるのですが、現在のメニューの上位価格メニューを作りましょう
新規集客価格はそれで統一します
その上で、既存のお客様に「ポップや口頭で説明」をしていきます
この際に、「押し売りになってしまうと失客します」から、既存客に関しては「希望される方のみに施術する」のが重要です
これをブレずにやっていけば、客単価は上がっていきます
「そんなこと知ってるわ!」という声が聞こえてきますね😂
でも、意外と最後までやりきれす、「ただメニューが増えただけ」という結果になるサロンの方が多いんですよ
ポイントは数年単位で、「ブレずにやり抜くこと」です
これをクリアすると、さらに単価を上げる事が可能になってきます
既存サロン客単価アップの最大のチャンスとは?
カット+カラー+トリートメントのお客様だけで客単価の平均を出してみてください
これだと客単価1万円を越しているサロンって意外と多いんですよね
仮に、「お客様がその方たちだけなら客単価1万円サロン」ですよね?
「それだと客数が少なすぎる?」
では、考えてみてください
「少ない客数でもサロンが成り立つ時」ってどんな時でしょうか?
それは、「独立したてで自分1人で営業している時」か、「スタッフがみんな辞めてしまった時」です
スタッフが大量離脱した後の焼け野原のような状態には、実はサロンが生まれ変わるチャンスも残されているのです
客単価¥6,500のサロンを、客単価¥12,000へ変える
カット+カラー+トリートメントなどの「セットメニューの平均値まで」なら、客単価を上げることは比較的容易です
スタッフが辞めてしまい「1人営業」になってしまうと、全ての顧客の予約に対応することはできなくなります
経営者にとって、せっかくお金をかけて集客して再来してくださっているお客様をお断りしなければならないのは、とて心苦しい事態です。。
でも、ビジネスという視点で見るならば、「どうせお断りしてしまう事態になるなら、客単価の高いお客様だけの予約を残したい」と思うのは当然です
だったら、「セットメニューだけ受け付けるサロン」にしてしまいましょう
仮にセットメニューの平均客単価が¥12,000なら、いきなり「客単価¥12,000円のサロン」に生まれ変わる事が可能です
実行するかしないかは、経営者であるあなたの決断次第です
まとめ
サロンに来店するかどうかを決めるのは、「お客様」です
サロン側が唯一決める事ができるのが「価格」なのです
独立時というのは、既存のお客様に来てほしいが故に「価格設定を勤務時代のサロンに合わせてしまいがち」です
その何気ない決断次第では、「1番の過当競争帯」に「独立時から巻き込まれてしまうこと」になります
「雇われの時よりもやることや責任が増え、頑張っているのにも関わらず、ちっとも儲からない」
この原因は実は、「最初の価格設定にある」のかもしれません
平均的な客単価で運営してきているサロンが、後から客単価を上げることはさらに大変です
その最大のチャンスは、スタッフの大量離脱時に訪れますが、、、、
喜べはしないですよね。。。😅
スタッフの離脱は経営者にとっての最大のストレスです
僕も独立してから毎年毎年毎年毎年繰り返し経験していることなので、気持ちはよくわかります。。
でも、「考え方次第では高単価サロンへの生まれ変わりのチャンスでもありますよー」という事が、今回のブログでお伝えしたかった事です
やるか、それとも、もっとやるか
お互い頑張っていきましょう💪
ではでは、
今日はこの辺で。
読んでくれてありがとうございます🤙