複数店舗を経営する美容室オーナーになる為に必要なものとは?

2022-08-09

まいど

こいけでございます🤙

 

今日は、「美容室を複数店舗出店しているオーナーになる為には、何が必要なのか?」ということを考えていきたいと思います

 

ではでは、

まいります

 

具体的にイメージする

まずは、「複数店舗を経営しているオーナーになることをイメージ」する必要があります

将来的に自分は何店舗くらいを経営する美容室オーナーになるのか?

従業員は何人くらいなのか?

具体的にイメージすればするほど、夢が実現する可能性は近付いてきます

 

美容室あたりの従業員数は?

参照 厚生労働省

厚生労働省のデータによると、全国の美容室のおよそ32%は、1人で営業されているようです

おそらく夫婦で営業されているであろう、2人営業の美容室も28%あります

合計60%のサロンは「従業員を雇用していない」=「店舗展開とは関係ないサロン」だというイメージが見えてきますね

1店舗あたりの従業員数 全体に占める割合
1人 32%
2人 28%
3人 12%
4人 5%
5~9人 8%
10~19人 3%
20人 0,4%
不詳 12%

 

定義する

複数店舗と言っても、1人とか2人で営業しているサロンが増えても損益分岐の観点からは、あまり意味がないように感じます

従業員を雇って店舗展開を目指しているのであれば、「2人で営業しているサロンが2つあるなら、それ1店舗のが儲かるよね?」って事になってしまいます。。

夫婦で営業しているサロンでも、少なくとも自分達と同じ数である2人を雇っているサロンが、店舗展開に向かっているサロンだと考える事にしたいと思います

「スタッフ数が4人以上のサロン=店舗展開予備軍」という事です

 

店舗展開に必要なことを考える

実際に店舗展開をしていく為に必要なのは、「ヒト、モノ、カネ」です

1つずつ順番に見ていきましょう

 

ヒト

店舗展開をする為にはスタッフが必要なのですが、「特にスタイリストの存在が重要」です

1店舗あたり最低2人のスタイリストがいないとシフトが組めず、休みも取りにくくなっていしまいます

まずは「人が確保できるかどうか」が、店舗展開への最初のハードルと言えるでしょう

 

また、オーナーだけで2店舗を常時管理することは難しいので、代役となってくれる店長候補の存在が不可欠です

「遅刻しない」「シフトを守れる」「スタッフから嫌われない」

この辺りの資質を持っている人がいると、その後の展開がスムーズにいきやすいです

逆に、「店長になった途端に周りのスタッフから嫌われる人」も一定数いますので、その場合その後の店舗展開に大きな影響が及ぶので注意が必要です

 

モノ

美容室を店舗展開していくにあたり、重要になってくるのが「売り物」です

美容師の場合、提供する接客や技術レベルを全て均一にするのは難しいので、「商品の品質管理をどうするのか?」は大きな課題です

理想は高品質で揃える事ですが、なかなか難しい場合は「最低限の品質を管理する必要」があります

この辺は、教育や社内検定などにも大きく関わってくる事なので、全体のバランスを取って考える必要があります

 

カネ

ここでいう金とは、主に「運転資金」の事です

出店に必要な整備資金を借りた上で、運転資金をどれだけ残せるのか?という事ですね

運転資金が多く用意できれば、思っていたより売上の伸びが良くない場合にも耐えることができます

 

金融機関側は「美容室は現金商売なので運転資金は必要ない」という認識でいるので、「なるべく多くの運転資金を確保するぞ」という意識で融資に臨む必要があります

公庫+銀行をうまく使い分けて、「なるべく多くの運転資金」を確保しましょう

 

店舗展開を成功させる為の5つのポイント

ヒト、モノ、カネ以外にも店舗展開をしていくのに重要なポイントがあります

 

ポイント① 「環境整備」

店舗展開をしていくということは、どんどんスタッフ数が必要になって来るということです

スタッフを採用する為には、労働環境、労働条件が優れていた方が有利ですよね

給与、福利厚生、休み等を充実させて行かないと、スタッフを採用することもできないし、雇用し続けることもできません

複数店舗のオーナーを目指すならば「損して得取れ」の精神で、先行投資する必要があると思います

 

ポイント② 「ルール化」

1店舗の状態ならば、「ルール=俺」というジャイアニズムでもやっていけますが、複数店舗となればそうはいきません

ルール化(文章化)せずに2店舗目以降を出店してしまうと、ルールを店長に丸投げしてしまう事態に陥ります

店長が優秀だったりすれば、それでもうまくいくことはあるのですが、大抵はうまくいきません

「ルール=オーナーや店長の気分次第」になってしまわない為にも、店舗展開する前に「可能な限りのルール化」はしておいた方がいいと思います

ルール化した上で不具合が出てきたら、PDCAを回しながら改善していきましょう

 

ポイント③ 「教育」

店舗が近ければ教育も効率よくできるのですが、大抵は「サロン毎で練習会を行う日」が多くなってくると思います

練習日や時間を決めておりたり、教育担当者を決めておかないと若いスタッフの離職リスクが高くなります

「ここにいれば成長できる」と思ってもらえる環境が理想ですので、できる範囲で教育に投資できるといいと思います

 

ポイント④ 「集客ノウハウ」

出店エリアが「既存店舗からどのくらい離れているか」にもよるのですが、2店舗目、3店舗目出店時の方が「必要新規数が増える事」が多いです

新規が集まらないと、どんどんキャッシュアウトしてしまうので「集客の型」のようなものは確立しておきたいです

広告の種類や内容、そして投資額ですね

 

ポイント⑤ 「勢い」

もしかしたら、これが1番必要だったかもしれません😂

店舗展開をして、いろいろ整備したり修正したりしながら、「組織としてのクオリティを高めていくもの」なので、最初は「ないものだらけ」です

「運転資金も少なく、後輩から嫌われてしまうような人に店長を任せざるを得ない中、それでも新店舗を出店していく」

こういった「前のめりの決断ができるかどうか?」が、「複数店舗を経営するオーナーになる為に1番大切」です

 

まとめ

いかがでしたでしょうか

複数店舗を経営するオーナーになる為に必要なものは、「前のめりに進みながら、少しずつ手に入れていく」必要があります

 

大切なのは「未来をイメージ」して、「実現の為に突き進めるかどうか」

 

上記の厚生労働省のサイトによると、「従業員数20人以上のサロンの100%が法人経営」だそうです

まずは、「そこをなるべく具体的にイメージすること」から始めてみてはいかがでしょうか?

 

ではでは、

今回はこの辺で。

 

読んでくれてありがとうございます🤙

 

関連記事