「美容師 独立」美容室の経営に必要な運転資金とは?

2022-08-09

まいど

こいけでございます🤙

独立を目指している美容師さんは、どこかのタイミングで「運転資金」というワードを耳にする事があるかと思います

美容室の独立時の資金調達先NO.1である「日本政策金融公庫」での融資につかう事業計画書にも出て来ますしね

 

そんな重要なワードである「運転資金」については、意外と整理しきれていない経営者の方も多いような?気がしています

そこで今日は、「美容室の運転資金」とはなんぞや!?について、掘り下げていきたいと思います

 

ではでは、

まいります

 

美容室の資金

独立する時に「自己資金」のみで独立される方は少ないので、ほとんどの方が「独立融資」を受けることになりますよね

その独立時に融資を受けた資金は、大きく2つに分類できます

1つは「設備資金」

2つ目が「運転資金」です

どのようなものが分類されるのか見てみましょう

 

美容室の設備資金

美容室経営における設備資金とは、以下のようなものです

①店舗保証金

わかりやすく言うと「敷金」です

家賃を滞納してしまったり、テナントを著しく破損してしまった場合などに充填されるデポジットのことですね

退去時に何も問題なければ返還されるのが一般的です

②内外装工事費

店舗のデザイン費や、それを施工するための工事費のことです

③美容器具

セット椅子やシャンプー台など、美容室として営業していくために必要な設備、器具、備品のことです

④設備費

洗濯機や冷蔵庫、パソコンなど、美容室の営業に必須ではないが必要な設備、備品のことです

 

美容室の運転資金

美容室経営における運転資金とは、営業していくにあたり継続的に発生する費用の事です

賃貸契約時に発生する保証金以外の費用

  • 物件を貸してもらう謝礼として大家に支払う「礼金」
  • 仲介してくれた不動産業者に支払う「仲介手数料」
  • 前払い家賃

広告宣伝費

ホームページやチラシの作成費用、HPB(ホットペッパービューティ)などへの掲載料金などです

求人費

スタッフを採用するためにリクエストQJやリジョブなど、求人媒体を利用する際の費用です

材料費

カラーやパーマ剤、シャンプートリートメント、カットクロスなどの消耗品などの事です

 

運転資金を大きく2つに捉えてみる

通常、「運転資金は大きく5つに分類できる」のですが、かえって「わかりにくくなってしまう」ので、ここではシンプルに2つに絞って分けていきます *名称は、オリジナルなのでご了承ください

なぜなら、サロンを安定経営していく為には、わかりやすい脳内整理が必要だと思うからです

 

①営業運転資金

毎月の材料費の仕入れだったり、人件費の支払い等はこちらに分類します

営業を継続していく中で「必ず必要になってくる運転資金」という事です

一般的にイメージする「運転資金」は、営業運転資金だと言う事ですね

 

②発展運転資金

これは事業を「発展」させていく時にかかる運転資金の事です(店舗展開など)

売上を上げる為に通常と違った広告費をかけたり、客数の増加に伴い人を雇用する為の求人費なんかを分類します

店舗展開の為の余剰人員の給与なんかも、こちらに分類します

美容室のような人材に依存したサービス業では、事業を展開し売上が上がって採算が取れるまでにはタイムラグが出てしまいますので、そこを凌げるだけの運転資金が必要になってきます

 

このように、「通常の運転資金」と「店舗展開などに必要な運転資金」とを分けて捉えることで、サロンの資金状況を冷静に見ることができるので、経営者の精神安定の観点からもおすすめです😂

 

危険な運転資金

「2店舗目を出店する」と聞くと、「すごい!うまくいってるんだなあ」と思うかもしれませんが、うまくいっていない場合も割とあります

それは、「1店舗目の営業運転資金が足らない」から、「2店舗目出店計画を立てて融資を手に入れよう」ってパターンです

日銭商売のイメージが強い美容室は、運転資金よりも設備資金の方が借入しやすいので、設備資金を実際より多く見積もってゴニョゴニョして、運転資金を多めに確保したりします

でもこれ、いわゆる「自転車操業」ですよね。。

そのまま売上が上がってこなければ、最悪倒産もあり得ます

ただし、

「2店舗目出店時に潤沢な運転資金があるサロンはあまり多くない」ので、判断が難しいところでもあります。。

自転車操業だろうがなんだろうが、売上が上がってくるまでのタイムラグを上手く乗り切れば、サロンは発展します💪

大手と呼ばれるようなサロンも、そんな時代を乗り切って大きくなって来ていると言う話はよく聞きますよね(知らんけど)

どちらにせよ、バランス次第でどちらにも転ぶと言う事だと思うので、最新の注意を払って「運転資金管理」をする必要があると言う事ですね😌

 

 

まとめ

美容師が美容室の独立を考える際の資金には、「設備資金」「運転資金」がある

開業後、安定的に営業し、発展していく為には「運転資金の管理」が非常に重要

逆に言えば、運転資金さえ上手く回していければ、サロンは維持できる

ただし、美容室は業種的に運転資金は借りにくい傾向があるので、設備資金を借入するタイミングでゴニョゴニョして、運転資金を確保する必要があるかもしれない

その辺のバランス感覚は、美容師としての技術やサービスと同様にとても大切

 

「美容室の経営に必要な運転資金」いかがだったでしょうか?

独立されていく皆さんが、運転資金や設備資金に関して1番考えるのは、おそらく「借入時」だと思います

創業計画書で書かされますからね

でも、本当に「運転資金」について考えなければならないのは、実は「独立開業後」なんです

その後の運命を左右するといっても過言ではない「運転資金管理」

 

しっかりと経営を学んで、バランスをとって行っていただければ と思います

 

ではでは、

本日はこの辺で。

 

読んでくれてありがとうございます🤙

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