「美容室 独立」の立地はどこが最適なのか?求人視点から考えてみる
まいど
こいけでございます🤙
独立を意識し出した皆さんが気になる事の一つに、「どこでサロンを出店するのが良いのか?」というのがあると思います
そこで今日は、美容師の独立に最適な立地はどこなのか?について求人視点から考えていきたいと思います
ではでは
まいります
美容室における良い立地とは?
「あの辺りは人通りが多いからお店を出すのには向いてるわよ」
10年前くらいまではよく聞いた言葉ですが、今や全く時代にそぐわなくなってしましましたね。。
飲食等の「飛び込み客もあてにしている業種」にとっては「人通りが良い」ことはとても魅力的です
多少家賃が張っても借りるメリットはあるでしょう
でも、美容室の「中価格帯〜高価格帯のサロン」にとっては、人通りが多いからといって家賃が高いだけのメリットを感じることは難しいと思われます
「来店」というアクションを起こす前に、「検索」して事前に情報を収集してから、「予約」→「来店」へと進んでいく時代において、人通りの多さは美容室の成功を保証してくれないからです
集客としての良い立地とは?
今の美容室集客における良い立地は2つの視点から判断する必要があります
①検索でどのくらいの集客が見込めるのか?
実際に集客できる人数は、広告の内容やサロンの売り、価格帯、規模などによって変わってきますが、まずは「検索対象者がどのくらいいるのか?」を見極める必要があります
仮に、その駅からしか集客が見込めない場合は、そのエリアに集客対象がどのくらい住んできるのか?をリサーチしてみましょう
リサーチの方法がわからない場合は役所でも調べられますし、大きめのメーカーやディーラーさんはノウハウを持っている場合がありますので、取引予定先に一度相談してみても良いかも知れません
ここでは、情報が多ければ多いほど有利になります
②家賃とのバランスはどうか?
いくら立地が良くても、家賃が高すぎると黒字化するためのハードルが高くなります
なんのバックボーンも持たない自力での独立であれば、坪あたりの家賃20,000円以内(できれば15,000円以内)に収めるようにしてみましょう
また、「坪あたりの家賃が安ければ安いほど良い」というわけではなく、「安ければ求人が取りにくい傾向」があるので注意が必要です
美容師の求人について
先日の記事でも触れたことですが、
「どんな場所にサロンを構えるか?」というのは、「どんな川や場所で魚釣りをするか?」に似ています
求人活動に関して言えば、美容師の数が圧倒的に多いのは東京ですので、東京が1番良い川(魚が釣りやすい)ということになります
また、東京の中でも美容師が集まりやすいエリアがありますので、東京の中で、さらに美容師人気があるエリアに店を構えるのが、良い釣り場(場所)となります
「労働環境面は地域最高峰なのに求人がかからない」という方は、川や釣り場にハンデを抱えている可能性が高いです
できれば、開業する都道府県や市町村、場所に関しても独立前にしっかりとリサーチをして、そこに投資する(出店する)のが望ましいです
求人会社に「最近の美容師求人動向」を聞くと、「どこらへんの場所が好調なのか」教えてくれたりします
立地から考える美容師求人の5つのポイント
①沿線
都会の美容師さんは電車通勤が多いので、まずは「沿線の人気」が重要になってきます
特に、都会に上京する美容師さんは路線のことはよくわかりませんので、家探しの際には人気の沿線を下る傾向にあります(家賃の問題で)
その子たちが就職活動をする際に、その沿線の上りにあるサロンが有利になります
逆に、上京した子達が聞いた事ものないような沿線は、求人活動では圧倒的に不利になります
その場合、美容師の求人ターゲットが「たまたま近所に住んでいた美容師」や、「知り合いの紹介」などに限られてくるので、よほどの特色を打ち出せない限り苦戦は必至です
②駅
沿線と同じく、上京組は有名な駅以外わかりませんので、有名な駅にあるサロンの方が有利になります
ただし、人気の駅は家賃相場もべらぼうに高いため、その周辺の駅、もしくは沿線でおこぼれを待つ戦略のほうが、家賃と求人費のバランスはとりやすくなります
また、沿線と同じく上京組が聞いた事のないような駅だと苦戦は必至です😅
③通勤時間
長く勤務してもらうことを考慮するなら、通勤にかけられる時間は片道1時間が限界だと思います
理想は片道30分以内だということも踏まえつつ物件探しをした方がいいと思います
また、特に重要になってくるのが「駅からの歩く時間」です
自宅から駅までの徒歩10分は歩けても、駅から職場までの徒歩10分は歩きたくない方がほとんどです
その場合、そもそも就職先の対象から外されてしまうので、駅からの時間は強く意識して物件を探した方がいいと思います
④テナント
パッとみた時の「物件の新しさやデザイン」は、求人に大きな影響を与えます
ただし、視認性の良い物件は家賃相場も跳ね上がりますので、独立時に借りるのはなかなかハードルが高いと思います
おそらく、手の届くような物件に妥協しなければならないシチェーションになるとは思いますが、家賃が安かったとしても、「最低限の明るさや清潔感のない物件」を選ぶのは避けましょう
⑤内外装と景観
内外装のセンスと、中からの景色は、そこで働くスタッフの満足度を高めてくれます
物件との出会いはご縁なので、手の届く家賃で景観の良い物件に巡り合うことは、なかなかないのですが、美容師の求人には大きな影響を与えるポイントの1つですね😌
また、「こんな駅に、こんな素敵なサロンが!?」というギャップ萌えにより、ローカルエリアで求人に成功しているサロンもあったりします
求人視点から見る「美容室独立の最適な立地」とは?
独立して、売上を伸ばすことに成功したオーナースタイリストが、次に悩むのが「美容師の求人問題」です
それを踏まえた上で、美容室独立の最適な立地を考えると「美容師に人気のエリア」ということがわかると思います
人を採用し、育てて展開していく方向性なら、
その都道府県で美容師がかかりやすいエリア+家賃が坪2万円以内
これが最適解だと考えます
電車通勤なら徒歩5分以内も追加ですね
いかがでしたでしょうか?
売り上げを上げられて、なおかつスタッフの労働環境を良くすることに取り組んでいるオーナーさんは、10年前に比べだいぶ増えてきているように感じます
その方達でも求人に苦労されているような現状です。。😥
それだけに、独立前に求人採用の事をしっかりイメージしてから物件探しをする事は、のちのちの展開においてとても有利に働きますので、ぜひ参考にしてみてくださいね
ではでは、
今日はこの辺で。
読んでくれてありがとうございます🤙
関連記事