「美容師 独立」開業したサロンが成功するかどうか不安
まいど
こいけでございます🤙
独立を志した時に最も不安に感じるのが、「サロンが成功するかどうか」ですよね
今日は、その辺について考えていきたいと思います
ではでは、
まいります
本当に「成功するかどうか」を心配しているのでしょうか?
美容師さんが独立する際に抱く、「出店したサロンが成功するかどうか心配」という不安は、成功するかどうかというよりも「失敗したくない」ということに対する不安であることが多いです😌
それはそうですよね
完全にフリーで活動して集客から何から自分1人でやってた人以外は、「組織の力を借りず、初めて自力で世の中を生きていこう」としているわけですから心配するのが普通です
- 独立して、本当に生活していけるのだろうか?
- 莫大な借金をきちんと返すことができるのだろうか?
これらの不安を完全に解消する事は出来ませんが、「不安に備える事」は出来ます
独立して、本当に生活していけるのだろうか?
人にとっての根源的な欲求が脅かされようとしているので、その分「不安も大きい」です
とは言っても、リアルに「独立しても大丈夫かどうか」を考えるのであれば、まずは数字的なアプローチをとる必要があります
実際に「1ヶ月いくら稼げれば生活していけるのか」を書き出してみましょう
家賃、光熱費、通信費(スマホ代など)、食費、医療費、保険などなど
贅沢をせずに、最悪いくらあれば生きていけるのか?という金額を把握してみましょう
意外とぼんやりとしか把握してない人がほとんどだったりしますので、まずはそこを把握してみましょう
仮に1ヶ月の生活費が30万円かかるのであれば、それを考慮した計画を数字的に作れるのかどうかを考える事が出来るようになります
莫大な借金をきちんと返すことができるのだろうか?
一般的な日本人にとって借金する事は「悪いこと、恥ずかしいこと」といった感覚があるような気がします
商売やビジネスをされている家庭にでも生まれない限り、「無意識にそういった教育を受けて育つ」のかもしれません
少なくとも僕らが育ってきた時代は、それだけ「恵まれた環境で育ってきた人が多い国」だったのでしょう
その分、独立時の借入に対する抵抗も強いですし、借金を返せなかった際のイメージが「昼ドラで脳内再生され不安になってしまう」のだと思います😂
これに関しても、数字的なアプローチを取りましょう
例)
独立後のおおよその数字を把握する為にざっくりと考える
家賃20万円、光熱費10万円、通信費1万円、材料費10万円、広告費6万円、備品2万円、その他11万円、返済10万円=70万円
ここに上記で計算した「1ヶ月いくらあれば生活できるのか」を足し算します
仮に、生活費が30万円だとしましょう
70万円+30万円=100万円
この100万円という数字が、独立後生活できるかどうか?返済できるかどうかを考える際の、1つの基準となります
直近の売上目標は100万円ということですね
漠然とした不安に対して「数字的なアプローチをとる」ことによって、「実際に達成可能かどうか?」ということを考える「目標」へと変化するのです
漠然とした数字
目標が設定できたとはいえ、まだまだ漠然とした数字ですよね
これを「少しでもリアリティのあるもの」になるよう肉付けしていきます
[オープン月]
売上目標100万円
期待できる既存客売上=30万円
期待できる新規客売上=30万円
合計60万円ですので、100−60=40万円の赤字です
[オープン3ヶ月後]
売上目標100万円
期待できる既存客売上=30万円
期待できる新規売上=30万円
期待できる再来売上=30万円
合計90万円ですので、100−90万円=10万円の赤字ですが、このままいけば、3ヶ月以内に黒字化する確率は高いです
このシミュレーションを、少なくともオープン1年分やってみましょう!
そうすると、「オープン後に、総額でどのくらいマイナスが出るのか?」が予想できますので、運転資金を用意し「備える事」が出来ます😌
美容師の独立の成功とは?
「独立後に成功したかどうか」は、判断が難しい問題です
「失敗しない事が大切」といった考えでいけば、「美容室を開業して生活できている、返済できている時点で成功」と言えると思います
その上で「更なる成功を狙う」ならば、「独立後に描くキャリアプランによって成功の定義は変わってくる」のかと思います
①一生現場でやっていくイメージ
②徐々にスタッフに任せて経営に専念したい
①一生現場でやっていくイメージ
雇われていた頃と同じかそれ以上の生活ができている時点で、「既に成功を勝ち取っている状態」かと思います
もちろん、「健康の不安」や「売上が下がったらどうしよう」といった漠然とした不安を抱えながらにはなると思いますが、今の時代にそれは普通な事なのではないでしょうか?
プラスアルファで何か出来るとしたら、効率良く利益を上げるための改善なのだと思います
②徐々にスタッフに任せていきたい
更なる成功のためにスタッフを雇用し拡大していくことになるので、難易度のハードルは上がります
法人化して会社を大きくしていきたい人にとっての成功は、こちらのイメージだと思います
もちろん「絶対に美容師を引退しなければならない」という事ではありませんが、経営することに重きを置く必要が出てくるので、フルで現場に立ちたい人にとっては不向きと言えるでしょう
何を持って成功か?という部分に関して言えば上記の2つ以外にも、独立者の数だけ無数に存在しているのだと思います
まとめ
開業したサロンが成功するかどうかが不安だと感じる美容師さんは多いですが、美容師として「売上アップ」や「再来率の改善」に真面目に取り組んできた美容師さんに「一生現場でやっていく覚悟」があれば、「独立後に成功する確率は高い」です
ここでいく成功とは、「家族でしっかりと生活ができて、借金を返済していける状態」の事です
他人と比べて自分の成功の可否を判断すると、「何のために独立したのかがわからなくなる」ので注意してくださいね👍
まずは自分のため
次に周りの人のため
最後に社会のため
これで十分だと思います
独立する美容師の数だけ「成功の形」は存在しますが、究極のところ「継続しているサロンこそが成功」と言えるのではないでしょうか
普通に生活できている
それこそが至高なのかもしれませんね
ではでは、
今回はこの辺で。
読んでくれてありがとうございます🤙
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